月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年8月3日(月)

サムエル上5章 神の御手が働かれる

彼らは人をやってペリシテの領主を全員集め、そして言った。「イスラエルの神の箱を送り返そう。元の所に戻ってもらおう。そうすれば、わたしとわたしの民は殺されはしないだろう。」実際、町全体が死の恐怖に包まれ、神の御手はそこに重くのしかかっていた。(サムエル上5:11)

 「あの強力な神の手から我々を救える者があろうか」(4章8節)と恐れたペリシテ軍でしたが、イスラエル軍を散々に打ち負かし、勝利の証しとして神の箱を自らの守り神ダゴンの神殿に運んできました。自分たちの「男らしさ」を誇り、まるでイスラエルの神の手を縛り上げ、捕囚としたかのように意気揚々と凱旋してきました。しかしそれは彼らの勘違いであり、実際、神の御手の力を経験することになります。ダゴンの偶像は切り刻まれ、人々は腫れ物に打たれ、大地はねずみに荒らされ(6章5節)、その災害は神の箱の保管場所を変えても続きました。そのとき彼らは、主なる神の真実の力を知り、ペリシテの勝利は、イスラエルに対する神の裁きであることを知ったのでした。

 ここにはイスラエルの民はまったく出てきません。イスラエルの民がどうあろうとも、主ご自身が生きて働かれ、民がどこにいようとも、主は国境や民族を超えてご栄光を現される御方です。今日の私たちの上にも、主のご栄光が現されようとしています。畏れつつ、その御手に全生活を委ねましょう。

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