月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年8月9日(日)

箴言18章 謙遜こそ名誉に先立つ

破滅に先立つのは心の驕り。
名誉に先立つのは謙遜。(箴言18:12)

 口は災いのもと、暮らしを立てもし倒しもする諸刃の剣です。18章の賢者も、破滅と名誉の分かれ道を語る際、言葉に注目します。人は「口の結ぶ実」によって腹を満たし、「唇のもたらすもの」によって飽き足りる(20節)。死も生も「舌の力」に支配され、「舌」を愛する者はその実りを食らう(21節)。

 災いなのは、「離反する者」(1節)です。すなわち、自分を分離する者、自己中心に他者から遠ざかる者です。その「唇」は争いをもたらし、「口」は殴打を招きます(6節)。その「口」は破滅を、「唇」は罠を自分の魂にもたらします(7節)。「陰口」は食べ物のように呑み込まれて腹の隅々に下って行き(8節)、「口答え」は無知と恥をさらします(13節)。

 幸いなのは神に従う人、その人は神から離反しません。力の塔なる主の御名に「走り寄」って高く上げられます(10節)。「聡明な心」は知識を獲得し、「知恵ある耳」は知識を追求します(15節)。その人の「口の言葉」は深い水、知恵の源から大河のように流れます(4節)。主の御言葉に聴く謙遜こそ、名誉に先立ちます。

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