月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年8月13日(木)

サムエル上12章 主の偉大な御業を覚え続けて、主に従う

「主はその偉大な御名のゆえに、御自分の民を決しておろそかにはなさらない。主はあなたたちを御自分の民と決めておられるからである。主を畏れ、心を尽くし、まことをもって主に仕えなさい。主がいかに偉大なことをあなたたちに示されたかを悟りなさい。」(サムエル上12:22,24)

 晩年を迎えたサムエルは、やがて自分という指導者を失うイスラエルの民に、モーセによる出エジプト以来の彼らの歩みを回顧させました。それは彼らを今後の歩みに向けて備えさせるためです。民の過去を振り返ると、主なる神が力強く恵みをもって導かれた歩みであり、同時に彼らの度重なる不従順の歴史でもありました。

 先にイスラエルの民が異邦の諸国民を見て、自分たちのためにも王を求めたとき、これを不信仰と見たサムエルに対して、神は民の要求を受け入れるように命じられました(8章19〜22節)。それゆえ今、イスラエルは今後、主への信頼と従順に生きるときにのみ、人間の王の支配が主の支配として自分たちへの祝福となることを知らねばなりませんでした。

 神はご自身の民を必要な時には厳しく懲らしめ、訓練されますが、決して忘れられることはありません。主の民は常にこのことを覚え、確信していなければなりません。私たちは絶えず、神が既に主イエス・キリストによって成し遂げてくださった救いの恵みをしっかりと覚えて、従順に歩み続けましょう。

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