月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年9月5日(土)

マルコ2章 罪人を招くために

イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」(マルコ2:17)

 主イエスは、収税所で徴税の仕事をしていたレビをご自分の弟子とされました。この当時、徴税人の中には、ローマ帝国の権威を笠に着て、規定以上の税金を同胞たちから取り立てて私腹を肥やす者が多くいました。ですから、徴税人は、罪人扱いされ、ユダヤ人の交わりから排除されていました。レビもそのような一人でした。

 主イエスは、レビの家で、多くの徴税人や罪人と一緒に食事をなさいました。ファリサイ派の律法学者たちは、その様子を見て、黙って見過ごすことはできず、弟子たちを問い詰めました。

 しかし、主イエスにとっては、彼らと食事をするのは当然のことでした。なぜならば、主イエスは、自分を正しいとうぬぼれている人でなく、神によらなければ救われることのない罪人を招くために来られたメシアだからです。

 「わたしに従いなさい」(14節)との主イエスの招きは、すべての罪ある人への招きです。主イエスは私たちが自分自身の罪を認め、ご自分のもとに来るのを待っておられます。

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