月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年11月5日(木)

ガラテヤ4章 あなたがたのことが心配です

しかし、今は神を知っている、いや、むしろ神から知られているのに、なぜ、あの無力で頼りにならない支配する諸霊の下に逆戻りし、もう一度改めて奴隷として仕えようとしているのですか。あなたがたのために苦労したのは、無駄になったのではなかったかと、あなたがたのことが心配です。(ガラテヤ4:9,11)

 未成年者が、遺産相続の権利を持っていても、実際に遺産を手にするのは大人になってからです。ガラテヤ教会員は、霊的な意味で、神の国を相続できる大人です。しかし、彼らは、その祝福を享受しようとせず、「あの無力で頼りにならない支配する諸霊」と呼ばれているこの世の思想の一つ(律法主義)に「逆戻り」しようとしていました。

 パウロは、彼らは遺産相続をすることができない未成年者だと勘違いしている、と嘆いています。彼らの態度は、命の代価を払って贖い出してくださった方に恩を仇で返すことであり、反逆であると言えます。「わたしの子供たち」と呼びかけるパウロは、「あなたがたのことが心配です」と語り、「途方に暮れてい」ます(20節)。

 彼らは、パウロの心を察することができたでしょうか。御子を遣わしてくださり、御子の霊をお与えくださり、自分たちを相続人としてくださった父の御心を察することができたでしょうか。

 父なる神は、私たちにも「あなたがたのことが心配です」と、多くの人を通して語りかけ、なおも招き続けていてくださいます。

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