月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年11月20日(金)

使徒17章 大きくて近い神

「これは、人に神を求めさせるためであり、また、彼らが探し求めさえすれば、神を見いだすことができるようにということなのです。実際、神はわたしたち一人一人から遠く離れてはおられません。」(使徒17:27)

 「地球は青かった」という言葉があります。宇宙から地球を眺めると、地球は闇に浮かび上がる青い球体としての全体像を現します。それと同じように、高い視点からこの私たちの世界を見下ろして、かたちづくり、導いてくださるのが、神です。

 パウロは、偶像を神とするアテネの人の前で、彼らの神々よりもスケールの大きな「世界とその中の万物とを造られた神」について語り、その神がすべての人に命を与え、すべての民族を造り出し、季節を決め、国々を定められたと語りました。しかし、その神は、この世界を大きく取り囲んでくださりながらも、同時に私たち一人一人と近く居てくださるお方です。

 神がモノに還元されず、目にも見えないということは、神の不在を意味するのではありません。むしろ空気のように、私たちが生きるうえで不可欠なお方として、神はどこにでもいてくださるという事実を表しています。きょうという日のすべての瞬間に、私たちが赴くすべての場所において、私たちが神を見いだすことができるように、神は近くに居てくださいます。

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