月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年12月19日(土)

使徒28章 信仰の勝利者

ローマからは、兄弟たちがわたしたちのことを聞き伝えて、アピイフォルムとトレス・タベルネまで迎えに来てくれた。(使徒28:15)

 パウロは暴風を逃れ、マルタという島で助かりました。しかし、パウロはこの島で蝮にかまれて、死ぬと思われましたが、何の害も受けませんでした。主はこのような奇跡を起こし、パウロを救われました(マコ16章18節参照)。それは主ご自身がなさろうとするローマでの異邦人宣教の道を開くためでした。

 生き残ったパウロはやがてローマに着きました。すると、ローマの兄弟たちがアピイフォルムとトレス・タベルネまで迎えに来ました。このアッピア街道はローマの将軍が戦争に勝利したことを、群衆が熱烈に歓呼する道です。本文でも王や将軍を迎えるときに使われる単語が使われています。まさに凱旋する王や将軍の統治が始まろうとしています。

 パウロは数えきれない死の危険や、海の暴風の危機を主の守りによって乗り越えてきました。福音によって新しい統治が開かれようとしているかのようです。福音宣教はローマで終わりではありません。さらに大きく、世界中に広まっていっています。パウロを守ってくださったのと同じ仕方で私たちを守り、主イエスが再臨するまで続きます。

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