月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年1月6日(水)

申命記3章 信じる理由

わたしはそのとき、ヨシュアに命じた。「あなたたちの神、主が二人の王に対してなさったことをすべて、あなたは自分の目で見た。主は、あなたがこれから渡って行くすべての王国にも同じようにされるであろう。彼らを恐れてはならない。あなたたちの神、主が自らあなたたちのために戦ってくださる。」(申命記3:21-22)

 ヘシュボンの王アモリ人シホンとの戦い、そしてバシャンの王オグとの戦いはイスラエルにとって輝かしい勝利の記憶となりました。それは、カナンを前にして、臆して世を去った前の世代とは異なるイスラエルの姿です。けれども、その出来事を通してモーセが伝えるのは、イスラエルの雄姿ではなく、主の御業です。主と共にあってこそ、イスラエルには栄光が輝くのであって、そうでなければ、民は荒れ野で滅びる他はありません。

 それを忘れてしまえばイスラエルは力を失い、敵を前にして怖けます。アモリ人の地での二つの戦いは、主がイスラエルのために戦ってくださった聖なる記憶であり、イスラエルが勇気を奮い起こすことができる理由です。「恐れてはならない」との呼びかけには、まず主が戦ってくださった、という歴史的な根拠があります。

 私たちは、主イエスが十字架と復活を通して戦い取ってくださった勝利を信じることによって、「恐れてはならない」との神の呼びかけを、今も日々への派遣の言葉として聞くことができます。

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