月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年1月18日(月)

申命記9章 正しいからではなく

あなたは荒れ野で、あなたの神、主を怒らせたことを思い起こし、忘れてはならない。あなたたちは、エジプトの国を出た日からここに来るまで主に背き続けてきた。(申命記9:7)

 イスラエルが導かれる土地には強力な敵が待ち構えていました。それでもそこに入っていけるのは、神が先頭に立って戦ってくださるからです。それを信じる信仰だけが民に求められたことでした。

 ですから、イスラエルは自分を誇ることができません。モーセは念を押すように「あなたが正しいからではない」と繰り返します(4〜6節)。イスラエルが選ばれて約束の土地に導いていただけるのは、第一に、神が御自身の契約に忠実であられるからです。そして第二に、イスラエルがいかに不信仰であっても、モーセという執り成し手があって、赦されてここまで来ることができたからでした。誇るものなど何もないのがイスラエルです。あえて言うならば、そのように何も誇ることができない、惨めで弱い民であることが、彼らが選ばれた理由です。

 神が罪人を救ってくださるのは、ただ憐れみによります。聖書は新約聖書の福音も合わせて一貫して恵みの神を私たちに伝えています。私たちはただ、その事実を受け入れて、神を神として仰ぎます。

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