月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年1月26日(火)

申命記13章 誘惑に打ち勝つ力

その預言者や夢占いをする者…は、あなたたちをエジプトの国から導き出し、奴隷の家から救い出してくださったあなたたちの神、主に背くように勧め、あなたの神、主が歩むようにと命じられる道から迷わせようとするからである。あなたはこうして、あなたの中から悪を取り除かねばならない。(申命記13:6)

 偶像崇拝は生ける真の神を神としない最大の罪です。それによってイスラエルが真の神から引き離されるならば、イスラエルは罪のうちに滅びるほかはありません。誘惑するものは偽りの宗教であり、異教文化に馴染んだ隣人たちであり、友好関係にある共同体です。この世の絆にひかれて神を第一としなくなるとき、神の祝福は遠ざけられます。

 私たちは身近な誘惑にさらされて信仰の危機に直面します。偶像崇拝の危険とは他宗教の問題である以上に、神から私たちが離れていく危険性そのものです。そこで告げられる裁きの深刻さは、罪の堕落の悲惨さを語っています。そして、私たちはそうした救いがたい罪が自分のうちにあるのをここに認めざるを得ません。もし、この律法が徹底して実現されるならば、世界は神の御手によって滅ぼし尽くされます。

 しかし、福音によって明かされた真実は、神が御子の贖いによって私たちのうちから悪を取り去ってくださることです。聖霊の恵みであるキリストへの信仰こそが、あらゆる誘惑に打ち勝つ力です。

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