月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年2月5日(金)

1テモテ1章 神の憐れみによる励まし

わたしは、その罪人の中で最たる者です。しかし、わたしが憐れみを受けたのは、キリスト・イエスがまずそのわたしに限りない忍耐をお示しになり、わたしがこの方を信じて永遠の命を得ようとしている人々の手本となるためでした。(1テモテ1:15-16)

 パウロは、エフェソの教会で牧会に困難を覚えていたテモテを励ますため、自分が受けた神の憐れみを語ります。教会を迫害していた自分を、神が「忠実な者」と見なして福音宣教者としてくださったという驚くべき恵みです。

 彼は自分のことを「罪人の中で最たる者」だと言います。教会の指導者として資格のない者を、神は赦して立ててくださいました。パウロは自分の存在そのものが神の憐れみの大きさを示す「手本」であると語ります。だから同じ主の憐れみがテモテにも与えられているというのです。

 パウロは、自分はこのように苦労して乗り越えてきたのだからあなたもそうしなさい、とは言いません。パウロが示した道筋は、「わたしを強くしてくださった、わたしたちの主キリスト・イエス」(12節)にますますより頼むことでした。

 教会の働きや、信仰の戦いの中で、困難に直面し疲れを覚えるとき、パウロ同様に主の憐れみが私たちにも与えられていることを覚えましょう。神が召してくださった働きであり、信仰生活です。神が必ず必要な御言葉を示して支えてくださいます。

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