月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年3月11日(金)

ルカ17章 キリストに向かって走る

「稲妻がひらめいて、大空の端から端へと輝くように、人の子もその日に現れるからである。しかし、人の子はまず必ず、多くの苦しみを受け、今の時代の者たちから排斥されることになっている。」(ルカ17:24-25)

 3・11の地震から5年たちました。町の復旧もままなりませんが、それ以上に、心に受けた深い傷はなかなか癒されません。神からの慰めを心から祈ります。

 災害には備えが必要です。なおのこと世の終わりには備えが必要なはずです。どう備えるべきかが31〜33節にあります。「その日には、屋上にいる者は、家の中に家財道具があっても、それを取り出そうとして下に降りてはならない。同じように、畑にいる者も帰ってはならない」のです。直訳すれば「畑にいる者は後ろのモノをふり返るな」となります。「後ろのモノ」とは過去の生活のことです。良いモノ、悪いモノどちらであっても捨てるのです。

 最後の日に私たちはキリストの前に立ちます。誰もが丸裸で隠すことはできません。ただし信じる者たちには、キリストは恐ろしい方ではありません。「目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる」お方なのです(黙21章4節)。だから共に「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、…目標を目指してひたすら走」りましょう(フィリ3章13、14節)。

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