月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年3月19日(土)

ルカ20章 神の御前を生きる

イエスは言われた。「それならば、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」(ルカ20:25)

 私たちは急に決断を迫られ、一気にその後の進退が決まるようなことに直面するときがあります。主イエスのもとに「正しい人を装う回し者」が現れます。彼らは主イエスの揚げ足を取るため、熟慮を重ねた抜け道のない質問を投げかけました。「ところで、わたしたちが皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか」(22節)。

 当時、異教の国ローマ帝国に支配されていたユダヤで、ローマに積極的に税金を納めるというなら、大多数の民衆の失望を買います。反対に税金を納めなくてよいというならローマ帝国への反逆となり、主イエスは袋小路に追い込まれたはずでした。

 主イエスは彼らの偽善を見破り、彼らの示すどちらの側にも立ちません。人の顔色をうかがうのではなく、神の前を生きるのです。主イエスは言われました「それならば、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」と。

 貨幣には皇帝のものであるしるしとして肖像と銘がありました。では、「神のもの」とは何でしょう。神の姿が刻まれている私たちこそ神のものです。ともに神だけを畏れ生きていきましょう。

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