月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年3月24日(木)

ルカ21章 終わりを見つめて祈る

「このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。
あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。」(ルカ21:28,36)

 自分の将来への思い煩いや、社会に対する絶望など、足下を崩すような不安感が襲ってくる時があると思います。そんな時には何かにすがり、現実から逃げ出したくなります。

 しかし主イエスは言われます。「放縦や深酒や生活の煩いで、心が鈍くならないように注意しなさい」(34節)。その日と言われている終わりの日が、「不意に罠のように」私たちを襲うことがないためです。その日には、それぞれが「人の子の前に立つ」(36節)のです。

 ですから、その日がいつ来てもよいように備えて「いつも目を覚まして祈」(36節)りましょう。祈りは私たちの心を真っ直ぐ神に向けさせてくれます。この祈りは戦いであり、見ることを避け続けてきた課題に私たちを正面から向き合わせます。しかしこの祈りの先に解決があります。

 なぜなら、私たちにとって終わりの日は「解放の時」(28節)だからです。主を信じる私たちに、最後の勝利は約束されているのです。ですから希望をもって祈り続けましょう。

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