月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年4月23日(土)

ヘブライ2章 押し流されないように

だから、わたしたちは聞いたことにいっそう注意を払わねばなりません。そうでないと、押し流されてしまいます。もし、天使たちを通して語られた言葉が効力を発し、すべての違反や不従順が当然な罰を受けたとするならば、ましてわたしたちは、これほど大きな救いに対してむとんちゃくでいて、どうして罰を逃れることができましょう。(ヘブライ2:1-3)

 1章3節で見たように、「神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れ」である御子イエスの登場は、それ自体が、最終的・究極的な神からの救いのメッセージでした。

 これまでの歴史において、天使たちを通して語られてきたことをはるかに凌駕する「これほど大きな救い」を、御子は携えて来てくださったのです。この方は、私たちを栄光へと導くために、数々の苦しみを通って、十字架の死を死んでくださいました(9、10節)。悪魔をご自分の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった私たちを解放してくださったのです(15節)。そういう御子の足跡そのものが、大いなる救いへの神の招きです。

 この招きは、人類の歴史の大転換点です。けれども、私たちは、「今はそれどころではない」と言いかねないほどに、慌しく、忙しく、疲れてしまっているかもしれません。むとんちゃくであるかもしれません。今、あなたの魂は、行き場なく漂流していませんか。しばし手を止めて、神の壮大な語りかけに耳をすましませんか。押し流されてしまわないように。

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