月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年6月18日(土)

ヨハネ13章 愛の主イエス

さて、過越祭の前のことである。イエスは、この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた。(ヨハネ13:1)

 過越祭はイスラエルの救いを一番具体的に、印象的に表すものです。イスラエルは過ぎ越しの小羊の血によって神の裁きの死を免れたからです。過ぎ越しは、はるかに主イエスの十字架の死を指さしています。

 それを主イエスは「御自分の時」と言われます。いつどのようにして苦しみにあい、死なれるのかを主イエスは知っておられました。それでもなお主イエスは十字架の道を歩まれます。主イエスの死は偶然でも、避けられなかった事故でもありません。主イエスは「御自分の時」として受け止められます。

 その上で「弟子たちを愛して、このうえなく愛し抜かれ」ました。主イエスの愛は御自分の命をかけての愛でした。十字架が間近に迫っているこのときでも、主イエスの心を占めているのは弟子たちへの愛でした。

 この愛こそ福音の中心です。主イエスは私たちを愛し抜いてくださる。いのちをかけて愛してくださる。私たちが弱くても罪深くても愛してくださる。この愛が私たちの救い、命、喜びなのです。

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