月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年6月29日(水)

歴代上7章 その家が災いのさなかにも

彼は名をベリアと付けた。その家が災いのさなかに(ベラア)あったからである。…ラダン、アミフド、エリシャマ、ノン、ヨシュアと続く。(歴代上7:23-27)

 マナセとエフライムは、神の憐れみによるヨセフの子どもです。その子孫からモーセの後継者であるヌンの子ヨシュアが生まれます。系図には、ヨシュアの先祖ベリアが登場します。ベリアという名は、その父エフライムが付けたもので、「災い」という意味です。

 ベリアには二人の兄がいました。二人は、ガトで盗みを働いたために、殺されました。父は、喪に服し悲しみます。ベリアは、その中で身ごもられた子どもです(21節)。父は兄の罪への悔い改めの思いから名付けたのではないかと考えられます。

 兄の出来事は、名前が列挙されている中に書かれています。主は、父の執り成しと悔い改めを聞かれ、子孫を与えてくださいました。罪を赦すばかりか、ヨシュアを主のご計画の為に用いてくださいました。

 人類の歴史は、罪の歴史でもあります。私たちも罪の歴史を担う者です。その罪を思うと、身が縮みます。しかし、憐れみに富まれる主の前に悔い改め、自らをささげる者でありたいと願います。

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