月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年9月26日(月)

歴代下19章 真実の友

先見者ハナニの子イエフは、ヨシャファト王の前に進み出て言った。「悪人を助け、主を憎む者の友になるとは何事ですか。そのため、主の怒りがあなたに下ります。」(歴代下19:2)

 ヨシャファト王はアハブ王と同盟を結び、愚かな戦争に協力したために、危うく命を落とすところでした。預言者イエフは、そのような彼を「悪人を助け、主を憎む者の友になるとは何事ですか」と責め立てました。このイエフの言葉をどう受けとめるべきでしょうか。

 私たちは、もともと神を信じないばかりか、むしろ神を憎む者たちでした。そのような私たちを神が愛し、私たちの友となってくださったからこそ、私たちは救われたのです。そうであるなら、私たちも、今神を憎んでいる人であっても、その人のために祈り、友となるべきではないでしょうか。

 しかし、ここでの問題は、そういうことではないのです。真実の友とは、自分の利益のために相手の悪に目をつむり、互いに利用し合うような関係ではないはずです。しかし、ヨシャファト王は、アハブ王の悪には目をつむり、お互いの利益のためだけの馴れ合いの関係に終始したのでした。これは決して神の御心ではありません。私たちもこの過ちを繰り返さないよう注意しましょう。

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