月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年10月7日(金)

黙示録21章 目の涙はぬぐい取られ

「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」(黙示録21:3-4)

 天と地が新しくされる終末の完成の光景が描かれています。聖なる都、新しいエルサレムが天から下って来ます。そこは神が人と共にいてくださる場所です。そして、この終わりのときの恵みの大きさが、「彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる」という言葉に表されています。新しいエルサレムでは、悲しみや苦しみのために流す一切の涙はぬぐわれます。

 かつて、主イエスご自身がエルサレムのために泣かれました(ルカ19章41節)。エルサレムの汚れた罪を嘆かれたわけです。そこには罪や死によって涙を流さざるを得ない罪人に対する深い憐れみがありました。主イエスはそのエルサレムで十字架にかかり、罪と死の力を滅ぼしてくださいました。私たちの涙をぬぐうハンカチは、主イエスご自身の涙なのです。

 この地上を歩む間、なお私たちの頬には涙が流れ続けることでしょう。しかし、そのときには主イエスの愛と憐れみの涙を思い出します。私たちには希望があります。主イエスがいつも共にいてくださり、そして、すべての涙がぬぐわれる新しいエルサレムが約束されているのですから。

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