月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年10月8日(土)

黙示録22章 エデンの園から聖なる都へ

天使はまた、神と小羊の玉座から流れ出て、水晶のように輝く命の水の川をわたしに見せた。川は、都の大通りの中央を流れ、その両岸には命の木があって、年に12回実を結び、毎月実をみのらせる。そして、その木の葉は諸国の民の病を治す。(黙示録22:1-2)

 世の終わりの新しいエルサレムには「命の木」があり、「川」が流れています。それは創世記のエデンの園を思い起こさせます。「初めであり、終わりである」と言われる主イエスが再臨されるとき、初めの時にあった祝福が取り戻されるのです(13節)。

 失われたものの回復だけではありません。そこには発展があります。「園」であった最初の状態は、最後には新しいエルサレムという聖なる「都」へと発展しているのです。その過程には、子どもを産み、育てるという家族の営みがあり、地を耕すという労働と文化もあります。すべては神の祝福の実りです。

 大きな失敗をしたり、思い通りにいかなかったりしたときに、私たちはもう一度初めに戻りたいと思うことがあります。そう思っても、私たちの力は、時計の針を戻すことはできません。しかし、神は最初の状態を回復することのできるお方であり、それどころか、私たちの失敗にもかかわらず、最初のとき以上の祝福へと導いてくださるお方です。エデンの園から聖なる都へ。この大きな神の導きの中に、私たちはきょうも生かされているのです。

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