月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年10月22日(土)

2ヨハネ 互いに愛し合う

さて、婦人よ、あなたにお願いしたいことがあります。わたしが書くのは新しい掟ではなく、初めからわたしたちが持っていた掟、つまり互いに愛し合うということです。愛とは、御父の掟に従って歩むことであり、この掟とは、あなたがたが初めから聞いていたように、愛に歩むことです。(2ヨハネ5-6)

 使徒ヨハネは主イエスの十二弟子の一人であり、初代教会において大きな権威を持ち、中心的に活躍しました。彼は、主イエスの公生涯、初代教会の形成、発展の目撃者です。ユダヤ人と回心した異邦人とからなるエフェソ教会で牧会した人物です。

 ところで、ヨハネの手紙二は、教会のある特定の人びとに向けて記されたものです。それは、「長老のわたしから、選ばれた婦人とその子たちへ」(1節)、「あなたの子供たちの中に」(4節)、「さて、婦人よ」(5節)とあることからわかります。不思議なことに、婦人と子どものための特別なメッセージは、時代を超え現在の教会にも、そして誰にでも当てはまります。

 使徒ヨハネは、何を伝えようとしたのでしょうか。それは、「互いに愛し合うということ」でした。主イエスは公生涯の中で、戒めと愛の関係について何度も説明されました。使徒ヨハネも互いに愛し合うことを、古くからの変わることのない戒めとして勧めています。「愛とは、御父の掟に従って歩むことであり、この掟とは、あなたがたが初めから聞いていたように、愛に歩むことです」。

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