月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年12月27日(火)

ハバクク2章 信仰によって生きる

「幻を書き記せ。

定められた時のために
もうひとつの幻があるからだ。
それは終わりの時に向かって急ぐ。
人を欺くことはない。
たとえ、遅くなっても、待っておれ。
それは必ず来る、遅れることはない。
見よ、高慢な者を。
彼の心は正しくありえない。
しかし、神に従う人は信仰によって生きる。」(ハバクク2:2-4)

 「書き記せ」。ハバククへの神の答えは、民全体が銘記すべき答えとして与えられます。それは同時に、民への問いかけでした。「見よ、高慢な者を」とあります。それが誰なのか分かりません。誰もが自分への警告とすべきでしょう。また、「待っておれ」とありますのは、待つ忍耐が必要だからです。民が神の言葉に忠実に、無条件に、忍耐をもって従うことを、神はハバククに求めておられます。

 「神に従う人は信仰によって生きる」。使徒パウロはこの言葉を、イエス・キリストを信じる者に神が授けてくださる義と永遠の命を語るものとして受けとめました(ロマ1章17節)。ハバクク書の文脈から理解するなら、キリストを信じる信仰にも、忍耐をもって神の言葉への聴従が求められています。

 主イエスは「最後まで耐え忍ぶ者は救われる」(マタ10章22節)と語られ、ヨハネの黙示録は困難な状況における辛抱強さを勧めます。「聖なる者たちの忍耐と信仰が必要である」(13章10節、14章12節)。「死に至るまで忠実であれ。そうすれば、あなたに命の冠を授けよう」(2章10節)。

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