月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年1月1日(日)

創世記1章 今年も聖書によってのみ救われる

初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。神は言われた。
「光あれ。」
こうして光があった。(創世記1:1-3)

 宗教改革の信仰的特徴をまとめた表現のひとつに「五つのソラ([〜のみ]の意)」と呼ばれるものがあります。「聖書のみ」「信仰のみ」「恵みのみ」「キリストのみ」「栄光のみ」の五つの「〜のみ」です。きょうの御言葉は、私たちが心から従うべき「聖書」の言葉、神の言葉の絶大な力を伝えています。

 世界は神の言葉によって造られたのだと聖書は教えます。「混沌」と「闇」。それは、イスラエル人にとって、破壊と滅びをイメージさせる言葉でした。神の言葉は、その混沌の中に、秩序立った世界を造りあげます。闇の中に、光輝く世界を造りだし、成立させます。これが、聖書の言葉です。聖書の力です。

 神の民はその長い歴史の中で、疫病や飢餓、天災や戦争、まさに混沌と闇に思える現実を体験しました。しかし、彼らはその暗がりの中で、聖書の語る希望の言葉に支えられて、「神の言葉は光を造りだす!」と語り継いだのです。

 きょうから、新しい一年が始まります。混沌と闇の中に光と秩序を造ることのできる唯一の言葉。神の言葉によって、あなたの一年は始まります。「光あれ!」

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