月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年3月29日(水)

ローマ8章 神の恵みはどこまでも

神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。(ローマ8:14)

 神の子は、本来イエス・キリストのみに当てはまることです。しかし、キリスト者になった私たちも当然のようにして神の子と呼ばれます。私たち自身を見つめるならば、罪の子、罪人とだけ呼ばれたほうが、まだその現実に当てはまるのかもしれません。

 けれども、神は、私たちをどこまでも神の子と呼んでくださいます。私たちが、自らをいたずらに神の子と名乗るのではありません。また反対にどうせ罪人だから、と開き直るのでもありません。

 神から呼びかけられることこそが、何よりも大切なのです。神の呼びかけは、独り子をお与えになるほどに現実のものです。それだけではありません。信仰を呼び起こす聖霊を与えてくださるほどに確実なものなのです。

 私たちは、神からの大きな宝物を受け取る手さえ、萎えはてていたのです。そんな私たちに神は、独り子イエス・キリストと聖霊によって現された御手をもって、私たちを支えてくださいました。

 神がお支えくださるからこそ、私たちはどこまでもその恵みに生きることが許されるのです。神の子という名が、その恵みのしるしです。

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