月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年5月26日(金)

ローマ12章 賜物を分かち合う恵み

わたしたちは、与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っていますから、預言の賜物を受けていれば、信仰に応じて預言し、奉仕の賜物を受けていれば、奉仕に専念しなさい。(ローマ12:6-7)

 聖徒の交わりは、キリストを頭とする教会に連なる一人ひとりが、「主キリストとこの方のあらゆる富と賜物にあずかって」キリストの体を形作ることで成り立っています。何の才能も賜物も与えられていない人は一人もいません。神はすべての人に各々、その人にふさわしく何らかの賜物を分け与えておられます。

 与えられている賜物は、人さまざまです。私たちは、それを主からの恵みとして感謝して受け、兄弟姉妹に与えられた賜物に対しては正しく評価し、お互いにねたまず、自分に与えられている賜物を喜んで兄弟姉妹の成長と益のために用いていくことが大切です。

 私たち日本人は、遠慮深い国民性をもっていますが、賜物を用いずにとっておくと、それはやがて錆びついてしまいます。惜しまずに賜物を他者のために用いることで神に対する感謝の念を表すことができます。それは、聖徒の交わり、キリストの体を大きく成長させるのみならず、自分自身の信仰をも豊かにしていくことでしょう。勇気をもって、主が与えてくださった賜物をお互いに分かち合ってまいりましょう。

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