月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年8月18日(金)

サムエル上15章 神の律法に従い

サムエルは言った。
「主が喜ばれるのは
焼き尽くす献げ物やいけにえであろうか。
むしろ、主の御声に聞き従うことではないか。
見よ、聞き従うことはいけにえにまさり
耳を傾けることは雄羊の脂肪にまさる。」(サムエル上15:22)

 預言者サムエルは、時の王の信仰の姿勢を峻厳な言葉で正しました。イスラエルの神礼拝では、神の聖さを尊び罪の清めを求め、神と交わることを喜び感謝して、動物犠牲や穀物の供え物が献げられました。しかし、王は本来あるべき献げ物の意味を軽んじて形だけのものとしたのです。ですから、サムエルは、神の教えに従う目的は、心から神に従順になることであると、まっすぐに説きました。

 神に従順になるために求められることは、人の思いや考えを優先することなく、神の思いや御心を第一とする、ということを知ることです。

 それは神中心の信仰です。しかも、神は徹底して神を第一とすることを求められます。そこでは一切の妥協、あるいは言い訳をゆるさず、ごまかしのない、従順な魂を望まれます。この点について、時代や場所が異なっても一貫して、旧約の預言者たちが不信仰の時代を嘆いて、ただ神に聞け、と大胆に民に悔い改めを迫りました。そして、この神への徹底した従順は、新約にも受け継がれるキリスト信仰の要点です。

 神の喜ばれる信仰をいつも自問したいと祈ります。

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