月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年11月14日(火)

ヨハネ10章 「われらの」〜一つの群れの祈り

「羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。」(ヨハネ10:16)

 「主の祈り」は、孤独なわたしだけの祈りではありません。主イエスの羊は「一人の羊飼い(主イエス)に導かれ、一つの群れになる」。「主の祈り」は、たとえ一人で祈っていたとしても一人の羊飼い(主イエス)に導かれた「一つの群れ」の祈りです。

 もちろん、礼拝において声を合わせて祈るとき、ひとりひとりの「主の祈り」としてだけではなく、「一つの群れ」の祈りとして受け入れてくださいます。ですから、私たちも「一つの群れ」の祈りになるように、互いに他の人の声を意識しながら、ちょうど合唱隊が歌うかのごとく、リズムを合わせて祈りましょう。そこには、ゆっくりしか祈れない高齢の兄弟姉妹や、幼い子どもたち、その日初めて「主の祈り」を祈られる方もおられるかもしれません。互いに愛の配慮を持ち寄って祈るなら、それ自身が主イエスへの愛の献げ物ともなります。

 このように、「主の祈り」は、愛の配慮を伴う祈りです。たとえ祈れない夜を一人悶々と過ごすことがあろうとも、「主の祈り」を祈ることによって、主イエスご自身があなたに寄り添い、あなたを慰め、励ましてくださいます。

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