天使から主イエスを身ごもったことを知らされたマリアは、エリサベトを訪れます。エリサベトも神の御業として身ごもったことを聞かされたからです。エリサベトは親類ではありましたが、社会的立場はずいぶん違っていました。エリサベトは、エルサレムに住む祭司の妻でありアロン家の娘、一方マリアは、ナザレという田舎町の若い娘です。しかしエリサベトはマリアと出会ったとき、「わたしの主のお母さま」とマリアを呼び、彼女を高く上げられた神を賛美したのでした。このようにして、マリアは自分の身に起こった光栄を知り、そして主の御名を賛美したのでした。そこで、マリアは言った。
「わたしの魂は主をあがめ、
わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
身分の低い、この主のはしためにも
目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人も
わたしを幸いな者と言うでしょう」(ルカ1:46-48)