月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年12月13日(水)

ヤコブ1章 「地球家族」の一人として平和を祈る

良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。御父には、移り変わりも、天体の動きにつれて生ずる陰もありません。(ヤコブ1:17)

 わたしの赴任している教会に、「地球家族」と題するカレンダーとともに、日本国際飢餓対策機構から毎月ニュースが届いています。世界各国の貧困と飢餓の実情が報告され、その解決のため、世界の人々の平和の実現を祈り求めることが訴えられています。日ごとの糧を祈り求める願いは、この平和を求める祈りと切り離せません。

 使徒ヤコブは、きょうの御言葉の中で、繰り返して「わたしの愛する兄弟たち」と呼びかけます。それは、主イエスにあって、教会が、神を父とする神の家族であることを告白するものです。しかし「地球家族」の範囲はさらに広大なものです。主イエスが、「父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる」(マタ5章45節)と言われたとおり、神は、世界の人々の父でもあります。

 輝き変わることのない神は、御子をさえお与えになるほどに、私たちに「完全な賜物」を与えてくださいます。いただいた賜物を「地球家族」のために御心に適って捧げましょう。その時、日ごとの糧を求める教会の祈りが、世界の人々の平和と連帯します。

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