月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年1月18日(木)

マルコ6章 憐れみ深い飼い主

イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。(マルコ6:34)

 主イエスは弟子たちに休息が必要だと感じ、共に人里離れた所に行こうとされます。しかし主イエスを見失うまいと一斉に駆けつける人びとがいました。

 前の段落には洗礼者ヨハネが領主ヘロデに殺された事件が描かれています。ヘロデは権力欲に取りつかれ、見栄を重んじ、無実の人の命と神の言葉を抹殺しました。そのような人物の支配下にある人びとが主イエスに希望を見出して追って来たのです。

 主イエスは彼らの有様を見て、「飼い主のいない羊のよう」であると思われました。誰も導いてくれる者がおらず、自力では正しい道に進むことができない、滅びに至るしかない、有様を見て取られました。

 主イエスは、ご自身も休息を必要とされていたにもかかわらず、憐れみの思いを抑えきれませんでした。彼らが満腹になるほどの食べ物を与えられます。彼らは主イエスの愛に満たされました。主イエスこそ憐れみによってご自身を命のパンとして与え、私たちを天に導いてくださる真の飼い主であり、王です。

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