月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年1月24日(水)

イザヤ3章 頼みとしているものを取り去られる神

見よ、主なる万軍の神は
支えとなり、頼みとなる者を
また、パンによる支え、水による支えをも
エルサレムとユダから取り去られる。(イザヤ3:1)

 神は、人々が頼みとしているものを取り去られます。2節以下に、彼らが頼みとしていたものとして、「勇士と戦士」が挙げられています。彼らが軍事力あるいは軍事的な指導者を頼みとしていたことが分かります。続いて「裁きを行う者と預言者」が挙げられて、法的、宗教的指導者を頼みとしていたことが分かります。そして「占い師と長老」を挙げて、占いや呪いにより、あるいはまた長い人生経験をもとに助言、指導を与える指導者を頼りとしていたことが示されます。

 この預言が語られた頃は、南ユダ王国はまだその平和と繁栄を謳歌している時でした。当時の人びとは、主ではなく、別のものに依り頼んでいました。イザヤの預言をそのまま受けとめる人はまことに少数でしかなかったと思われます。

 やがて、イザヤの預言が実現し、彼らが頼みとしていたあらゆるものが取り去られる時が来ます。その時に初めて、本当の支えを知ります。「しかし言え、主に従う人は幸い、と。彼らは自分の行いの実を食べることができる」(10節)。

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