月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年2月24日(土)

イザヤ30章 静かにしているならば

まことに、イスラエルの聖なる方
わが主なる神は、こう言われた。
「お前たちは、立ち帰って
静かにしているならば救われる。
安らかに信頼していることにこそ力がある」と。(イザヤ30:15)

 神を信じて生きるということは、神を信頼して生きるということです。ところで、私たちが神を信頼しているとき、その心の中は静かになっているでしょうか。穏やかになっているでしょうか。もし少しでも心騒ぐようであるならば、完全に神に信頼しきっているとは言えないのです。やはり、どこかで自分の思いや、神以外の何ものかに心奪われているのでしょう。

 南ユダは、エジプトと同盟を結び、敵に立ち向かおうとしました。その背後には、神以外のものに頼ろうとする心がありました。ですから、もう一度わたしのもとに立ち帰り、静かにして、わたしを信頼するようにと、神は呼びかけておられます。

 「静かにする」ということを、何もしないことだと考えるなら、不安になるでしょう。居ても立ってもいられず、自分や他者の力につい頼ってしまうでしょう。

 しかし、「静かにする」ということは、何もしないということではありません。神が私たちのために立ち上がり、働いてくださる、その御業を見ることに集中することです。そのとき、生きる力が溢れてきます。

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