月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年3月17日(土)

創世記18章 執り成しの器となるために

主は言われた。
「わたしが行おうとしていることをアブラハムに隠す必要があろうか。アブラハムは大きな強い国民になり、世界のすべての国民は彼によって祝福に入る。…主に従って正義を行うよう命じて、主がアブラハムに約束したことを成就するためである。」(創世記18:17-19)

 アブラハム物語は、神が心をゆるすことができる友(ヤコ2章23節)を人のなかに見いだされた物語です。同時に、アブラハムの甥ロトへの友情物語でもあります。アブラハムは、旅の最初からずっとロトを心にかけ、物心両面で支えてきました。

 神は、ソドムとゴモラにロトの家族が住んでいることをご存じです。神が町を滅ぼす計画をアブラハムに打ち明けられたのは、ロトを救う機会をアブラハムに提供しておられるとしか思えません。また、アブラハムの召しは「世界のすべての国民は彼によって祝福に入る」ことでした。アブラハムがその使命を担うために最初にしたことは、ロトを救うことでした。神が正義のお方であることに訴えかけて、アブラハムは救いを求め神にくどいほど懇願しました。

 神は、アブラハムが執り成しの器になることを期待しておられます。それは、執り成しの器なしには諸国民が祝福に入れないからです。私たちの救いも、主イエスの執り成しがあってこそです。主にあって神の友とされた私たちも、自らの友のために執り成します。

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