月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年4月3日(火)

創世記26章 神の恵みの担い手として生きる幸い

その夜、主が現れて言われた。
「わたしは、あなたの父アブラハムの神である。
恐れてはならない。わたしはあなたと共にいる。
わたしはあなたを祝福し、子孫を増やす
わが僕アブラハムのゆえに。」(創世記26:24)

 イサクは飢饉を逃れてペリシテ人の王アビメレクのところへ行き、神の命令によって、その土地に滞在しました。ところが、イサクは神が守ってくださることに委ねきることができず、身の安全のために妻リベカを妹だと偽りました。それにもかかわらず、イサクは主の祝福を受けて、豊かにされました。

 豊かになった彼は、その地の人びとの反感を買い、周囲との衝突を避けるため移動しなければなりませんでした。その移動先でも井戸をめぐるトラブルに巻き込まれます。しかし、彼は井戸を掘り続けて、新しい井戸を与えられます。その後、アビメレクが彼と平和協定を申し出て、互いに誓いを交わしました。

 イサクに注がれた神の恵みは、不信仰やトラブルによって変わることがありませんでした。神はイサクに、「恐れてはならない。わたしはあなたと共にいる」と語り、アブラハム契約の更新を確認してくださいました。寄留者としての厳しい環境の中を生きるイサクに、神は共にいてくださり、彼を神の祝福の担い手として歩ませてくださいました。その恵みが、やがてヤコブに受け継がれていきます。

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