月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年8月 7日(火)

箴言30章 日用の糧を与えたまえ

二つのことをあなたに願います。
わたしが死ぬまで、それを拒まないでください。

貧しくもせず、金持ちにもせず
わたしのために定められたパンで
わたしを養ってください。
飽き足りれば、裏切り
主など何者か、と言うおそれがあります。
貧しければ、盗みを働き
わたしの神の御名を汚しかねません。(箴言30:7-9)

 天の父に霊的な事柄だけでなく、生活に必要な一切を求めるように、「日用の糧を与えたまえ」と祈るように主イエスは教えてくださいました。これは日毎の祈りです。けれども、真剣さが自分には欠けていると感じることがあります。それは自分が安全地帯にいると思うからです。

 学校、家庭、仕事が順調で、生活が安定している時、私たちは、あたかもそれが自分の努力の成果と考えてしまいます。「主など何者か」と、神なしで生きていけるかのような錯覚に陥るのです。

 またそれとは正反対に、生活のすべてに逆風が吹いている時があります。そのような時は、人生を投げ出したくなるでしょう。生活に困窮し、貧しさから罪を犯し、「神の御名を汚す」ことがあるかもしれません。

 しかし、実は、私たちの持ち物は自分の所有物ではありません。すべてが「良い贈り物」、神からのプレゼントです(ヤコ1章17節)。神は、私たちがその日その日の「定められたパン」を求めて祈るように願っておられます。私たちが高慢にも卑屈にもならないために。

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