月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年10月 4日(木)

詩編13編 主は、わたしに報いてくださる

いつまで、主よ
わたしを忘れておられるのか。
いつまで、御顔をわたしから隠しておられるのか。
いつまで、わたしの魂は思い煩い
日々の嘆きが心を去らないのか。
いつまで、敵はわたしに向かって誇るのか。(詩編13:2-3)

 この詩編の冒頭で、「いつまで、…」と詩編の作者は4回も繰り返し嘆いて、訴えています。彼が置かれている状況に関して、具体的なことは何もわかりません。ただ、その口から繰り返される「いつまで」という言葉は、彼が直面している問題の深刻さを物語っています。

 一般的に言って、何かの困難に直面しているとき、それがどれくらい続くのかが分かっていれば気持ちは楽になります。どれほど苦しくても、その終わりが見えてさえいれば、それに向かって頑張ることができます。反対に、その行く末がまったく見通せないとき、不安にかられ、やがて立ち向かう意欲を失ってしまいます。

 この詩編を通してきょう覚えたいことは、主の慈しみに信頼して歩む人には必ず主の報いがあるということです。たとえそれがいつまで続くかわからないような、まったく先が見通せないような状況に置かれているとしても、主は必ず信仰者の嘆きを聞き上げ、報いてくださいます。「主はわたしに報いてくださった」と、主をほめたたえる日を必ず備えていてくださいます。

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