月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年12月11日(火)

詩編34編 主の恵み深さを味わい、知れ

味わい、見よ、主の恵み深さを。
いかに幸いなことか、御もとに身を寄せる人は。(詩編34:9)

 詩人は「味わい、見よ、主の恵み深さを」と語ります。直訳すると「主の恵み深さを味わい、知れ」です。これは、1節に記されているように、ダビデがアビメレクの前で狂気の人を装い、追放された時、神の恵みを経験したことによって出てきた言葉です。

 いくら美味しいご飯でも、見ているだけでは味が分かりません。同様に、知識だけでは神の恵みを深く知ることはできません。詩人は苦難の中で主の恵み深さを経験して、私たちにも神の恵みを味わうようにと勧めます。

 神の恵みを味わうためには信仰による勇気が必要です。「このようにしてください。そうすれば信じます」「あのようにしてください。そうすれば従います」と、神に誓って願い求めることがあるかもしれません。しかし、信仰は逆順です。ペトロは主イエスの「来なさい」という言葉を聞いて、まず船から降りました。その信仰によって、彼は湖の上を歩くという恵みを味わうことができたのです。

 苦難の中で一歩を踏み出すことは、決して簡単なことではありません。けれども、信仰によって主の恵み深さを味わう者は幸いです。

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