月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年12月23日(金)

創世記3章1-19節 人間の存続を願う神の愛

  

「彼はお前の頭を砕き
お前は彼のかかとを砕く。」(創世記3:15)

 きょうの聖書箇所は、クリスマスにそぐわないと思われるかもしれません。しかし、クリスマスにぜひ読みたい御言葉です。神の御子が地上にお生まれになったのは、私たち人間を「罪」から救うためだからです。

 最初の人アダムとエバが神に背を向けたとき、神は人間を救う方法をお定めになりました。それが創世記3章15節、「お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に、わたしは敵意を置く。彼はお前の頭を砕き、お前は彼のかかとを砕く」です。女の子孫からサタンを倒すものを与えるという約束です。神は人間が神から離れたそのときに、救い主の誕生と十字架による救いの道を備えられたのです。

 それから長い時を経て実現したのがクリスマスの出来事、神の御子の誕生です。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された」(ヨハネ3章16節)。神から離れ、罪に苦しむ私たちのために、神は、御子を世に送ってくださいました。

 以前、ある青年に「神は背を向けた人間を何故リセットしなかったのか」という質問を受けたことがあります。私たちはいろんなことを簡単に諦めます。しかし神はそうではありません。ご自身がお造りになった人間を、忍耐をもって愛し続け、再び神と共に生きる道を備えられたのです。

 【祈り】 神よ、感謝します。私があなたに背を向けても、愛を注ぎ続け、御子を送ってくださったことを。

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