月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年12月25日(日)

ルカ2章22-38節 神に期待し信じて待ち続ける

  

「わたしはこの目であなたの救いを見たからです。」(ルカ2:30)

 クリスマスおめでとうございます。きょう、多くの教会でクリスマスの礼拝が献げられることでしょう。

 幼子イエスがお生まれになった頃、神の神殿でメシアの誕生を待ち焦がれ、祈っている人がいました。ルカはシメオンとアンナを紹介しています。シメオンは「主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない」という聖霊のお告げを受け、そのときを待ち続けていました。アンナは女預言者。彼女も神殿で神に仕え、メシアの誕生を待っていました。二人とも、神の言葉を信じ、神に期待して、礼拝しながらメシアの誕生を待ち続けていたのです。

 ところで、私たちには、彼ら以上のことが示されています。それはメシアの誕生、十字架と復活によって救いの御業が完成したということです。その意味では、私たちは待つ必要がありません。必要なのは、成し遂げられた救いが私のためと信じ、受け入れることです。

 そして、神の御業は、御国の完成を目指してさらに続いています。ですから私たちもまた、神に期待して待つ必要があります。やがて完成する神の国の祝福にあずかるその日まで、私たちも、神の教会で、神と隣人に仕え、待つことが求められています。

 【祈り】 神よ、感謝します。救いの御業が完成していることを。やがて御国が完成することを。今、あなたが共にいてくださることを。

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