月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年12月27日(火)

黙示録10章 巻物を受け取って食べてしまえ

  

すると、天使はわたしに言った。「受け取って、食べてしまえ。それは、あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い。」(黙示録10:9)

 著者ヨハネは、「天使の手にある、開かれた巻物」を「受け取って、食べてしまえ」という天からの声を聞きます。「食べてしまえ」とは、「完全に消化して自分のものとせよ」という意味です。ちょうど食べ物がその人に入って彼の体の一部となるように、神の言葉が彼の中に入れられ、彼の言葉となるようにという意味です。

 その巻物を食べると、「あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い」と告げられます。これは何を意味しているのでしょうか。

 神の言葉は、一方では「恵まれた」と言って感動し、喜ぶことができるものですが、食べるようにして黙想し、自分の日常生活に適用し、神に喜ばれる生き方をしようとするとき、腹に苦みを覚えることがあります。なぜなら、聖書は、神と出会い、神を知るためのものであると同時に、自分がそれによって変えられるためのものなのだからです。

 神は、私たちを天の国に住む者としてくださいました。そして、それは終わりの日に完成しますが、それまでの間、神は、聖書の言葉によって、私たちキリスト者を天の国に入るのに相応しい者へと近づけてくださいます。日々御言葉をいただいて、聖化の道を歩ませていただきましょう。

 【祈り】 主よ。御言葉をただ受け取るだけでなく、深く味わい、日々あなたの御言葉によって内側から造り変えられるようにしてください。

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