月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年11月 9日(土)

詩編65編 恵み潤す神と共にいる幸い

  

いかに幸いなことでしょう
あなたに選ばれ、近づけられ
あなたの庭に宿る人は。(詩編65:5)

 キリスト者は善人と思われているかもしれません。しかし、私たちの誰もが知っていることですが、善人だから教会にきているのではありません。いや、正反対に神に逆らい背く者でありました。それにもかかわらず神は私たちを贖ってくださったのです。神に罪の赦しを与えられたので、神のもとに来ることができます。

 そもそも赦しは、私たちがどれだけのことを神に対して為したかによるのではありません。神の一方的な恵みによるものであり、それは選びに基づくものだと言うことができます。神が近づくことのできるようにしてくださったからです。ゆえに礼拝は神の祝福と約束が充ち満ちている場で、そこにいることは無上の喜びとなるのです。

 パレスチナのように乾いた土地では水がとても大切です。中でも春に降る雨がとりわけ重要だと言われます。それは土を柔らかにし、作物に実りを与えます。「あなたの過ぎ行かれる跡には油が滴っています」と表現するほど豊かで恵みに満ちています。

 宗教は搾り取るものという感覚が増えていると言われます。しかし、本当はそうではありません。神のそばにいることは、満たされ、潤されることなのです。その恵みを思い巡らしましょう。

 【祈り】 生ける神よ。あなたのそば近くにいることができ、礼拝ができる幸いを心から感謝いたします。

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