「また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」(マルコ13:13)
主イエスは、弟子たちとのやり取りの中で「終末」について予告されました。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、多くの人を惑わし、戦争や地震、飢饉が起こり、さらに兄弟は兄弟を、父は子を死に追いやり、子は親に反抗して殺すだろう(6〜12節)。また、キリスト者の迫害についても言及され、世の終わりが来るまでに何が起こるのか、そのとき私たちはどのように歩まなければならないのかについて語られました。
「しかし、まず、福音があらゆる民に宣べ伝えられねばならない」と言われます(10節)。いろいろなことが起きる。悲しいこと、苦しいこともある。けれども、終末が来る前に、まず、福音があらゆる民に宣べ伝えられねばならないと、主は言われます。
もちろん、それは人間の業ではありません。「教えられることを話せばよい。実は、話すのはあなたがたではなく、聖霊なのだ」と言われるように(11節)、それは聖霊なる神の働きです。「最後まで耐え忍ぶ者は救われる」という十字架と復活によって示してくださった救いの約束の御言葉に固く立って、聖霊の働きに身を委ねつつ、私たちを通して、生ける神の御言葉が伝えられていくことを祈り求めていきましょう。
【祈り】 どんなことがあっても聖霊の働きに信頼して、御言葉に固く立って最後まで耐え忍ぶことができるように助け導いてください。
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