月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年12月 5日(木)

エレミヤ42章 主に従う心を祈り願う

  

「我々の神である主の御声に聞き従うことこそ最善なのですから。」(エレミヤ42:6)

 私たちは神の御心を求めているようでいて、自らの心を優先することがしばしばあります。とくにそれが余裕のない状況であればこそ、ますますその傾向は強くなります。

 きょうのヨハナンをはじめとする軍の長や民は、ちょうどそのような心に余裕のない状態でエレミヤのもとにやってきました。彼らは、バビロンの王が任命した総督をイシュマエルが暗殺したために、その報復を恐れていました。そのような中で、この国にとどまるべきか、それともエジプトへ逃れるべきか、神に歩むべき道を示していただきたい、とエレミヤに願います。

 エレミヤはその願いを聞き入れ、主に祈ります。そして十日後、主の言葉がエレミヤに臨みました。それは、この国にとどまるならばあなたたちを倒しはしない、もしエジプトへ行くなら災いがふりかかる、というものでした。

 民ははじめ、「良くても悪くても…主の御声に聞き従います」と言いました。しかし、結局彼らはエジプトへの逃亡を既に決断していたのでした。神はそのこともご存じでした。

 どんなに言葉を飾っても神によらなければ、私たちはその御心に聞き従うことはできません。主に新しい心をつくっていただきましょう。

 【祈り】 光の中の光である主よ、どうかこの心を照らしてください。あなたの御心をわたしの心としてください。

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