第39問「神が求めておられる義務」
問:神が人に求めておられる義務は何ですか。
答:神が人に求めておられる義務は、神の啓示された御意志に服従することです。
聖書がおもに教えているのは二つのことです(問3)。@「何を信じるべきか」(4〜38問)、A「人の義務は何か」(39〜107問)。人の義務は二つです。 @道徳的義務(40〜81問)、A信仰的義務(85〜107問)。間の82〜84問は信仰的義務の必要についてです。
39問は人の義務についての総論です。神様の救いは包括的です。信徒の魂が死んで栄光に入ること(問39)で終りません
1、世界は世の終りに神の国となり、罪も悲惨も姿を消します。この希望があればこそ、信徒はこの世から逃避せず、この世界がよい世界となるために労し、仕えるのです。
2、信徒は世の終りに栄光の体を受け、霊と体を兼ね備えた真の人間として、完全な喜びを永遠に味わいます。この希望があればこそ、信徒は今の体を重んじつつ、体の不完全さからくる悲しみや誘惑と戦うのです。
人の義務は、「神の啓示された御意志」に従うことだ、と言われています。これは「神の隠された御意志」と対照される言葉です。
@神の隠された御意志:一羽の雀でさえ神の御意志によらなければ、地に落ちることはありません。神様はすべてのことを導いておられます。この神の御意志は予め知ることはできません。起こった後で初めて神の御意志と分ります。クリスチャンはすべてを神の御意志によることと信じ、幸福には感謝し、苦難には忍耐します。
A神の啓示された御意志:神は人に服従を求めてご自分の意志を啓示されます。神と人を愛すべきであることや主イエスを信ずべきであることは、啓示された神のご意志です。
人は運命の力に翻弄されることを恐れ、自分の進む道がよい道かどうかを予め知りたい
と願います(占いやさまざまな思い煩いなど)。
しかし、万事は神のご意志の下にあります。そして、人は予め神の隠れた御心を知って従わなくてよいのです。例えば結婚を決める時、恵みの神に委ね、その導きを祈りつつ、与えられた愛を土台に、自分の知恵を用いて考え、自分の責任で自分の道を選んでよいのです。
聖書に示された神の御心に従い、神と人を愛し、主を信じて生きるなら、自分の選んだ道で苦難を味わっても、それは、人生の道を選び損ね、踏み外したしるしではありません。運命の力も神の怒りもそこには及んでいないのです。啓示されたご意志に服従するなら、人生の岐路で私たちは平安でいてよいのです。