リジョイス聖書日課 2019年1月

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

2019年1月の聖書日課

1コリント 9章24-27節

あなたがたは知らないのですか。競技場で走る者は皆走るけれども、賞を受けるのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。 コリントの信徒への手紙一 9:24

賞を得るように走る

新しい1年が始まりました。1年間、さまざまな歩みがあると思います。パウロは信仰者の歩みを競技場で走ることにたとえました。私たちの人生は競技場で走ることと似ているからです。 年の初めからいきなり「賞を得る…

民数記 13章

カレブは民を静め、モーセに向かって進言した。「断然上って行くべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます。」しかし、彼と一緒に行った者たちは反対し、…イスラエルの人々の間に、偵察して来た土地について悪い情報を流した。 民数記 13章30節~32節

世の力を恐れてはならない

エジプトを脱出したイスラエルの民は、約束の地カナンの境界線に到達しました。それで、モーセは主の命令に従って、各部族から代表者を選び、彼らを遣わし、その地方を偵察させました。その結果、そこは神の約束ど…

民数記 14章

今、わが主の力を大いに現してください。…どうか、あなたの大きな慈しみのゆえに、また、エジプトからここに至るまで、この民を赦してこられたように、この民の罪を赦してください。 民数記 14章17節~19節

赦しの中にある主の力

約束の土地を目の前にしながらも、イスラエルの民はその土地の人びとを恐れ、上って行こうとしませんでした。それどころか、彼らは、「エジプトに引き返した方がましだ」と言い出し(3節)、ヨシュアとカレブを石で…

民数記 15章

あなたたちは、わたしのすべての命令を思い起こして守り、あなたたちの神に属する聖なる者となりなさい。わたしは、あなたたちの神となるために、あなたたちをエジプトの国から導き出したあなたたちの神、主である。わたしはあなたたちの神、主である。 民数記 15章40節~41節

それでも神の約束は変わらない

イスラエルの民は、神に背いたため、約束の地カナンに入ることができなくなりました。彼らは40年間、罪を負わなければなりません(14章34節)。しかし、15章で、神は献げ物に関するさまざまな規則を民に命じていま…

民数記 16章

地は口を開き、彼らとコラの仲間たち、その持ち物一切を、家もろとも呑み込んだ。彼らと彼らに属するものはすべて、生きたまま、陰府へ落ち、地がそれを覆った。彼らはこうして、会衆の間から滅び去った。 民数記 16章32節~33節

滅びから救われるために

反逆を企てた者たちは、地に呑み込まれ、共同体の中から滅び去りました。私たちは改めて、主の裁きの厳しさ、恐ろしさを教えられます。主は、反逆する者たちを決してお赦しになりません。 しかし、同時に主は、モー…

マルコ 6章45-52節

皆はイエスを見ておびえたのである。しかし、イエスはすぐ彼らと話し始めて、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。 マルコによる福音書 6章50節

安心しなさい。恐れることはない

主イエスの弟子たちは一晩中、暗闇の中で舟を漕いでいました。しかし、逆風のために舟は全く進みませんでした。そうして弟子たちが必死に舟を漕いでいると、主イエスは湖の上を歩いて、そばを通り過ぎようとされま…

民数記 17-18章

アロンは、モーセの命令どおりに行い、集結している人々の中へ走って行った。疫病は既に民の間に広がり始めていた。アロンが香をたき、民のために罪を贖う儀式を行い、死んだ者と生きている者との間に立つと、災害は治まった。 民数記 17章12節~13節

罪を贖うための働き

イスラエルの民が再びモーセとアロンに反逆したため、主は疫病の裁きによって民を滅ぼそうとなさいました。しかしこのとき、祭司アロンの犠牲的な贖いの働きによって、共同体は全滅を免れました。そして、主はこの…

民数記 19章

どのような人の死体であれ、それに触れた者は7日の間汚れる。彼が3日目と7日目に罪を清める水で身を清めるならば、清くなる。しかし、もし、3日目と7日目に身を清めないならば、清くならない。 民数記 19章11節~12節

身を清めなさい

19章では清めの儀式について、中でも11節以下には、死体に触れた場合、人骨や墓に触れた場合の清めの儀式について記されています。 人間であれ動物であれ、死体は腐敗します。しかし、それは衛生面から汚れるという…

民数記 20章

そして、モーセとアロンは会衆を岩の前に集めて言った。「反逆する者らよ、聞け。この岩からあなたたちのために水を出さねばならないのか。」モーセが手を上げ、その杖で岩を二度打つと、水がほとばしり出たので、共同体も家畜も飲んだ。 民数記 20章10節~11節

生きた水が流れ出る

再びイスラエルの民は、飲み水を巡って、モーセとアロンに不平不満を言い、主に逆らってしまいました。 私たちは改めて、民の不信仰の根深さを思わされます。ただ、それにも関わらず、主は、モーセに対して、「共…

民数記 21章

主はモーセに言われた。「彼を恐れてはならない。わたしは彼とその全軍、その国をあなたの手に渡した。あなたは、ヘシュボンの住民アモリ人の王シホンにしたように、彼にもせよ。」 民数記 21章34節

恐れてはならない

イスラエルの民を滅ぼそうとして、バシャンの王オグが全軍を率いて南下してきました。バシャンの王オグは体の大きなレファイム人の生き残りだと考えられており(申3章11節)、また、強い軍隊を持っていました。 40…

民数記 22章

神はバラムに言われた。「あなたは彼らと一緒に行ってはならない。この民を呪ってはならない。彼らは祝福されているからだ。」 民数記 22章12節

民を呪ってはならない

イスラエルの民が荒れ野を進んでモアブの平野に宿営した時、モアブの王バラクは占い師ベオルの子バラムを招いて、イスラエルに呪いをかけようとしました。しかし、神はバラムに「呪ってはならない。彼らは祝福され…

民数記 23-24章

いかに良いことか
ヤコブよ、あなたの天幕は
イスラエルよ、あなたの住む所は。

あなたを祝福する者は祝福され
あなたを呪う者は呪われる。 民数記 24章5節、9節

祝福された民

モアブの王バラクは、信頼をよせる占い師バラムを呼びつけ、バラムに命じて神の民イスラエルに呪いをかけようとします。しかし、逆にバラムをして神はイスラエルを祝福されます。モアブの王は場所を替えて三度も呪…

ルカ 3章15-17節

そこで、ヨハネは皆に向かって言った。「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。 ルカによる福音書 3章16節

わたしよりも優れた方が来られる

洗礼者ヨハネはヨルダン川沿いの地方一帯に、罪の赦しを得させる悔い改めの洗礼を宣べ伝えていました。洗礼者ヨハネの活動を見て、メシアを待ち望んでいた人びとは、もしかしたら彼がメシアではないのかと考え始め…

民数記 25-26章

「祭司アロンの孫で、エルアザルの子であるピネハスは、わたしがイスラエルの人々に抱く熱情と同じ熱情によって彼らに対するわたしの怒りを去らせた。それでわたしは、わたしの熱情をもってイスラエルの人々を絶ち滅ぼすことはしなかった。」 民数記 25章11節

わたしが民に抱く熱情

神は、神の民イスラエルに呪いをかけようとするモアブの王の試みをしりぞけて、呪いを祝福へと変えられました。そして、約束の地は目前にありました。ところが、それを阻もうとする真の敵が現れます。それは、モア…

民数記 27章

「主よ、すべての肉なるものに霊を与えられる神よ、どうかこの共同体を指揮する人を任命し、彼らを率いて出陣し、彼らを率いて凱旋し、進ませ、また連れ戻す者とし、主の共同体を飼う者のいない羊の群れのようにしないでください。」 民数記 27章16節~17節

群れを率いる牧者

イスラエルの民が約束の地に入る前に、神は、モーセに代わってヨシュアを指導者とするように指示されます。モーセ自身も、自分が約束の地に入ることができないと知ったとき、自分に代わる共同体の指導者を神に求め…

民数記 28-30章

イスラエルの人々に命じて、こう言いなさい。
あなたたちは、わたしの食物である献げ物を、燃やしてささげる宥めの香りとして、定められた時に忠実にわたしにささげなさい。 民数記 28章2節

主の祝日

モーセは約束の地に入るにあたって人口調査をおこないました(26章)。その調査に基づいて、神は、くじを用いて嗣業の土地を分配されました。神はまことに公平なお方です。 その土地分配に続いて献げ物の規定が記さ…

民数記 31-32章

モーセはガドとルベンの人々に言った。
「同胞が戦いに出ようとするのに、あなたたちは、ここにとどまるつもりなのか。なぜ、主が与えてくださる土地に渡って行こうとするイスラエルの人々の心を挫くのか。」 民数記 32章6節~7節

神の約束に向かって

神の約束の地を目指してヨルダン川の東側を北上してきた民でしたが、ルベンとガドの人びとが北上の途中で手にした土地に留まりたいとモーセに願い出たとき、モーセはこれを叱りました。40年前にカナンを偵察したと…

民数記 33-34章

イスラエルの人々は、第1の月の15日にラメセスを出発した。すなわち、過越の翌日、すべてのエジプト人の目の前を意気揚々と出て行った。エジプト人はそのとき、彼らの間で主の撃たれたすべての初子を葬っていた。主は彼らの神々に裁きを下されたのである。 民数記 33章3節~4節

旅程と約束の地

神はモーセにエジプトから約束の地カナンまでの旅程を書き留めさせています。40年に渡る荒れ野の放浪では実に多くの場所に宿営しました。宿営地の記録を見るとさまざまな出来事を思い起こします。神の恵みと救いも…

民数記 35章

あなたたちの住む土地、わたしがそこに宿る土地を汚してはならない。主であるわたしがイスラエルの人々のただ中に宿っているからである。 民数記 35章34節

逃れの町

神は、カナンの土地の分配にあたって、それぞれの部族の土地から一部をレビ人に与えることと、過って人を殺した者が逃げ込むための逃れの町を定められました。 人が「敵意もなく」「故意にではなく」(22節)、過失…

ヨハネ 2章1-11節

イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」 ヨハネによる福音書 2章4節

わたしの時はまだ来ていない

主イエスはカナの結婚式において、最初のしるしを行われました。この時代の婚礼の祝宴は、1週間にわたって続けられます。その華やかな食事の最中にぶどう酒がなくなりました。華やかな喜びのときにぶどう酒がなくな…

民数記 36章

「嗣業の土地が一つの部族から他の部族に移ることはないであろう。イスラエルの人々の諸部族はそれぞれ、自分の嗣業の土地を固く守ることができよう。」 民数記 36章9節

嗣業を受けた娘たち

ヨセフの子マナセの一族であるツェロフハドの娘たちが、約束の地の分配にあたって父や男の子がいないことが理由で分配を受けられないことがないように、モーセに訴え出ました。そのとき、神はこの訴えを正しいと言…

ヤコブ 1章

試練を耐え忍ぶ人は幸いです。その人は適格者と認められ、神を愛する人々に約束された命の冠をいただくからです。 ヤコブの手紙 1章12節

試練を耐え忍ぶ

信仰生活を続けていると、必ずと言っていいほど、信仰に伴う困難・苦悩を経験します。特にクリスチャンでない人たちに囲まれて生活し、また仕事をしているときは、なおさらです。 しかし、すべてのことは愛の神がな…

ヤコブ 2章

行いが伴わないなら、信仰はそれだけでは死んだものです。 ヤコブの手紙 2章17節

行いを伴う信仰

罪人が救われるのは、イエス・キリストへの信仰によってのみであり、決して善き行いによってではないということ。これは救いについての聖書の中心的な教えです。キリストは神の裁きを受けて十字架上に死に、3日目に…

ヤコブ 3章

言葉で過ちを犯さないなら、それは自分の全身を制御できる完全な人です。…舌は小さな器官ですが、大言壮語するのです。 ヤコブの手紙 3章2節、5節

舌を制御する

舌は口の一部で、言葉を語るための不可欠の器官です。言葉は意思表示の手段で、言葉を語ることは意思表示そのものであり、語る人自身を提示していると言えます。そして、声の大小、高低、速い遅いなどは、語られる…

ヤコブ 4章

神に服従し、悪魔に反抗しなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げて行きます。神に近づきなさい。そうすれば、神は近づいてくださいます。 ヤコブの手紙 4章7節~8節

神に服従、悪魔に反抗

信仰生活は、この世にある限り、罪との戦いが避けられません。罪はサタンの悪意によって、人間に入り込みました。サタンの目的は、神の民を罪(神への不信仰・不従順)へと誘惑し、神の計画を失敗させることです。…

ヤコブ 5章

主が来られるときまで忍耐しなさい。…心を固く保ちなさい。主が来られる時が迫っているからです。 ヤコブの手紙 5章7節~8節

主の再臨まで忍耐する

犯罪や自然災害により、社会的な不安が増大すると、しばしば世も終わりだと言われます。終末思想自体は他の宗教や思想でも説かれます。しかし、聖書が教える終末は、永遠の計画に従った神ご自身の働きによってもた…

ルカ 4章14-21節

「主の霊がわたしの上におられる。
貧しい人に福音を告げ知らせるために、
主がわたしに油を注がれたからである。」
…そこでイエスは「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。 ルカによる福音書 4章18節~21節

聖書の言葉は実現した

主イエスは故郷ナザレに戻って来られました。ある安息日にユダヤ人の会堂でささげられていた礼拝で、主イエスはイザヤ書の御言葉を朗読されました。その朗読された箇所に、「福音(良い知らせ)」という言葉が出て…

詩編 41編

いかに幸いなことでしょう
弱いものに思いやりのある人は。
災いのふりかかるとき
主はその人を逃れさせてくださいます。 詩編 41編2節

弱さを知る者の幸い

きょうの詩編は、弱さを知る者の幸いを自らの体験をもって証しします。2節の「思いやりのある」は感情的な言葉ではなく知的な意味で、洞察する、熟知する、よく知ると訳すことができる言葉であり、詩人は病の中で自…

詩編 42編

なぜうなだれるのか、わたしの魂よ
なぜ呻くのか。
神を待ち望め。
わたしはなお、告白しよう
「御顔こそ、わたしの救い」と。
わたしの神よ。 詩編 42編12節

嘆きの底に与えられる希望

きょうの詩編は、魂の慟哭が聞こえてくるような嘆きの詩です。詩人はエルサレム神殿で奉仕する者の1人でした。しかし、何らかの理由で、「ヘルモン」(7節)というイスラエル北の果てまで連れてこられ、囚われの身…

詩編 43編

神よ、あなたの裁きを望みます。
わたしに代わって争ってください。
あなたの慈しみを知らぬ民、欺く者
よこしまな者から救ってください。 詩編 43編1節

率直に救いを懇願する者の祈り

きょうの詩編は、昨日の続きで、自らの罪のゆえに礼拝の交わりから絶たれ、罪と恥のうちにあった詩人ですが、その嘆きを余韻として残しつつも、率直に救いを懇願する祈りをささげます。ここで彼は神に正当な裁きを…

詩編 44編

なぜ、御顔を隠しておられるのですか。
我らが貧しく、虐げられていることを
忘れてしまわれたのですか。
我らの魂は塵に伏し
腹は地についたままです。
立ち上がって、我らをお助けください。
我らを贖い、あなたの慈しみを表してください。 詩編 44編25節~27節

備えられている主の贖いと慈しみ

きょうの詩編は、痛々しい叫びの詩です。詩人は主なる神を信じる伝統の中に生まれました。父祖から、主がどのようにイスラエルを救われたのかを聞いて育ちました。自分たちの力や能力によらず、ただ主の御手がイス…