リジョイス聖書日課 2023年4月

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2023年4月の聖書日課

わたしの街のこの教会 Vol.71 花見川キリスト教会

わたしの街のこの教会 Vol.71 花見川キリスト教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2023年4月は千葉県千葉市にある「花見川キリスト教会」です。

ルカ 18章

「徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』」
ルカによる福音書 18章13節

神により義とされるとは

対照的な二人を比較したたとえ話が、主イエスによって語られています。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人です。この二人が祈るために神殿に上って行きました。この二人は同じ時刻に同じく神殿で祈りを献…

マタイ 27章11-56節

「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。 マタイによる福音書 27章46節

キリストの受難と死による正義と愛

受難週に入ります。この箇所は、主イエスがピラトから尋問され、十字架につけられて処刑されたことを語っています。主イエスの処刑に関わった人物として、既得権益に執着していた宗教指導者たち、頑なな群衆、そし…

ルカ 19章

イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」
ルカによる福音書 19章9節~10節

失われていた者を救う主イエス

ザアカイは金持ちでした。徴税人として規定以上に取り立て、ローマ政府に納めた後の手元に残ったお金で財を成しました。彼がなぜ徴税人となったのかはわかりませんが、おそらく金儲けをすること、財産を築くことは…

ルカ 20章

「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。すべての人は、神によって生きているからである。」
ルカによる福音書 20章38節

神によって生きている人たち

「人は死んだらどうなるのだろうか」。「愛するあの人と天国で再会できるだろうか」。古今東西、さまざまに議論され憶測がなされてきた問いです。誰もが直面する人間の生と死の問題を、私たちは神抜きに考えること…

ルカ 21章

「エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、その滅亡が近づいたことを悟りなさい。そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。」 ルカによる福音書 21章20節~21節

主と共に忍耐する時、逃げ出す時

「エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら…ユダヤにいる人々は山に逃げなさい」。この予告が語られた約40年後、エルサレムはティトゥス率いるローマ軍によって包囲され、滅ぼされました。その際、多くのユダヤ人たち…

ルカ 22章

ペトロは、「あなたの言うことは分からない」と言った。まだこう言い終わらないうちに、突然鶏が鳴いた。主は振り向いてペトロを見つめられた。 ルカによる福音書 22章60節~61節

憐れみに満ちた主の眼差し

捕らえられ、大祭司の屋敷に連れて行かれた主イエスのあとを、ペトロは追いかけました。屋敷の中庭に座っていると、「あなたもイエスと一緒にいましたね」と指摘され、ペトロはとっさに「わたしはあの人を知らない…

ルカ 23章

するとイエスは「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。 ルカによる福音書 23章43節

わたしを思い出してください

主イエスと一緒に二人の犯罪人が、一人は右に一人は左に十字架につけられました。この二人が、十字架の上で対照的な言葉を語ります。一人はイエスへの憤りと不満。もう一人はイエスへの謙遜な祈りでした。私たちの…

ルカ 24章

話し合い論じ合っていると、イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。…二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。 ルカによる福音書 24章15節~16節

見えようが見えまいが共にいる主

主イエスが十字架で死なれて3日目の夕方、二人の弟子がエルサレムからエマオへ向かって歩いていました。何か目的があって歩いていたのではありません。むしろ、彼らは大きな目的を失い、落胆して神の都を立ち去ろう…

マタイ 28章1-10節

「あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。」 マタイによる福音書 28章6節

主の復活を証しする空のお墓

安息日が終わり、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともう一人のマリアがお墓を見に行きました。この二人は、主イエスのお体に油を塗るための香料を用意していました(マコ16章1節)。死んで葬られた主イエ…

創世記 1章

神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。
創世記 1章31節

初めに神は天地を創造された

この宇宙に存在するすべてのものは、神の創造により始まります。神はすべてのものを御自分の意図するままに、御自分の言葉によって創造されました。そこで、一つ一つ生じたものをご覧になって「良し、良し」と承認…

創世記 2章

主なる神は言われた。
「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」 創世記 2章18節

人が独りでいるのは良くない

天地創造の最後の段階で、神は一対の人間を造り、男と女に創造されました。そして御自身の園を管理させるためにエデンの園に連れて来られました。人は土から造られたはかない存在です。しかし、神はそこに命の息を…

創世記 3章

「お前は顔に汗を流してパンを得る
土に返るときまで。
お前がそこから取られた土に。
塵にすぎないお前は塵に返る。」 創世記 3章19節

塵にすぎないお前は塵に返る

二人の人間が暮らし始めた神の庭で、蛇と女との間で知恵のやりとりがなされました。蛇は女をそそのかして神の言葉を疑うように仕向けます。徐々に疑い始めた女は、最後は自分の目を信じて、賢くなりたいとの誘惑に…

創世記 4章

カインは主に言った。
「わたしの罪は重すぎて負いきれません。」 創世記 4章13節

わたしの罪は重すぎて負いきれない

園から追放されたアダムとエバには二人の男の子が与えられました。苦労して育てる甲斐のある子どもたちですが、死ぬべき定めに人間を落とし込んだ罪は、その子どもたちの間で恐ろしい暗闇をもたらします。神を礼拝…

創世記 5章

エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。
創世記 5章24節

神が取られたのでいなくなった

アダムからノアまでの系図が示すのは、洪水以前の人類の歩みです。神が創造した人間は、その重い罪にも関わらず、地上で歴史を生きながらえました。千年近い寿命をみると普通の人間とはとても思えません。しかし、…

箴言 4章

わが子よ、わたしの言葉に耳を傾けよ。
わたしの言うことに耳を向けよ。
見失うことなく、心に納めて守れ。 箴言 4章20節~21節

主の言葉に耳を傾けて心に納める

小見出しに「父の諭し」とあります。いつの時代でも親の教えは必ずしも子どもにとって好ましいものではありません。それでも箴言では、子どもたちを教える者が、自分も受けてきた教えを説き、「耳を傾けよ」と語り…

ヨハネ 20章19-31節

トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。 ヨハネによる福音書 20章28節

「わたしの主わたしの神」と告白する

復活なさった主イエスは、弟子たちの前に直接現れてくださいました。 弟子たちは、「わたしは主を見ました」と告げるマグダラのマリアの言葉を聞いていました(18節)。けれども、家の戸に鍵をかけて、閉じこもって…

創世記 6章

主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。 創世記 6章5節~6節

神は心を痛められた

ノアの時代についに洪水が引き起こされます。地上に増え広がった人間の堕落ぶりがあまりにひどかったので、神は人間を創造したことを後悔し、これを滅ぼす決意をされました。私たちは今でも、この「神の後悔」を恐…

創世記 7章

主は、ノアの後ろで戸を閉ざされた 創世記 7章16節

箱舟によって終末を生き延びる

人間社会の堕落から洪水に至る世界の破局の時代に、信仰によって結ばれた神と人との絆がノアの箱舟によって保たれました。その始まりには「契約」がありました。神はノアに向かって、「わたしはあなたと契約を立て…

創世記 8章

「人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。わたしは、この度したように生き物をことごとく打つことは、二度とすまい。」 創世記 8章21節

空の虹を見て神は想い起こす

暴力や絶望を目にして、神はいったい何をしているのだろうかと、人はよく問います。しかし、聖書がそこで明かしてくれるのは、人間の悪行の背後で神が世界を滅びから守っておられるということです。ですから、私た…

創世記 9章

「あなたたちの命である血が流された場合、わたしは賠償を要求する。…人間どうしの血については、人間から人間の命を賠償として要求する。」 創世記 9章5節

生き物の命は神のもの

洪水後の、自然の秩序の制定は、かねてからの創造の保持として位置付けられますが、新しい時代を特徴付ける変化が与えられます。 第一に、肉食の開始です。神の憐れみのもとに人間はあらゆる生き物を食物とすること…

創世記 10章

ノアの子孫である諸氏族を、民族ごとの系図にまとめると以上のようになる。地上の諸民族は洪水の後、彼らから分かれ出た。 創世記 10章32節

神の祝福の具現として広がる世界

10章は「民族表」と呼ばれますが、ここには古代の世界観に従って民族の分布が綿密に調査され、互いに関係付けて記されています。ここに至ると聖書の世界がとても現実味を帯びてきます。示されるのは、こうした歴史…

箴言 5章

それゆえ、子らよ、わたしに聞き従え。
わたしの口の言葉からそれてはならない。
あなたの道を彼女から遠ざけよ。 箴言 5章7節~8節

主の言葉からそれる悲しみ

この章には性についての率直な教えが語られています。それは結婚関係以外の性の営みを厳しく戒めているものです。 ここには不道徳な性関係が至るところで描かれています。不道徳な言葉は蜜を滴らせるように滑らかに…

ルカ 24章13-35節

そして、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、御自分について書かれていることを説明された。 ルカによる福音書 24章27節

エマオの途上で現れる

二人の弟子が、エルサレムからエマオという村へ向かいながら、エルサレムで起こっていた主イエスに関する一切の出来事を話し合っていました。二人は、復活の主イエスご自身が近づいて一緒に歩いておられるにもかか…

創世記 11章

「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのないようにしよう」 創世記 11章4節

世界が異なる言葉で話すのは?

ここで人間が一致して企てたことは、4節の言葉の中に表されています。「散らされることのないようにしよう」とは、文明の中心に留まっていたい、という一つの思いを表します。そのために具体的に計画されたことは、…

創世記 12章

「地上の氏族はすべて
あなたによって祝福に入る。」 創世記 12章3節

弱い信仰者の歩みを通してでも

これまで、極めて良いものとして造られた世界に人間の罪が蔓延する様子が語られてきました。12章から語られるのは、罪によって祝福を失った世界に対する主の応答です。 主はアブラム(後のアブラハム)を呼び出し、…

創世記 13章

「あなたの子孫を大地の砂粒のようにする。大地の砂粒が数えきれないように、あなたの子孫も数えきれないであろう。」 創世記 13章16節

私たちの視野を超えて進む主の約束

アブラムが多くの財産を携えてエジプトからカナンの地に戻ったことが、新たな問題を引き起こします。甥のロトも多くの家畜を持っており、牧草が足りなくなったのです。乾燥して岩場が多いカナン地方の高地では、牧…

創世記 14章

「天地の造り主、いと高き神に
アブラムは祝福されますように。
敵をあなたの手に渡された
いと高き神がたたえられますように。」 創世記 14章19節~20節

勝利を与える神から祝福を受ける

シンアル、エラサル、エラム、ゴイムの王たちが、カナンの地に攻め込んできます。彼らは現在で言うところのイラク、イラン、トルコの各地を支配していた王たちです。迎え撃つのは、ソドム、ゴモラ、アドマ、ツェボ…

創世記 15章

アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。
創世記 15章6節

義とされた信仰を強める主

主はアブラムを父の家から呼び出し、カナンの地へ向かわせたとき、子孫を増やして大きな国民にすることや彼の子孫にカナンの土地を与える約束をされました(12章)。しかしアブラムに子どもは生まれず、この地域の…

箴言 6章

あなたの口の言葉によって罠に陥り
あなたの口の言葉によって罠にかかったなら
わが子よ、そのときにはこうして自分を救え。 箴言 6章2節~3節

わたしの罪の赦しのための保証人

箴言は、隣人の保証人になることについて、非常に慎重に考えるべきであることを教えています。「あなたの口の言葉によって」と二度繰り返されていますように、特に友人に対して軽々しく約束してしまう弱さがありま…

ヨハネ 10章1-21節

「はっきり言っておく。わたしは羊の門である。…わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」 ヨハネによる福音書 10章7節、11節

「羊の囲い」と「良い羊飼い」のたとえ

「羊の囲い」のたとえで、主イエスはご自身を「羊の門」と宣言されます。また、その門を避ける人は盗人であり、強盗であると主イエスは厳しく指摘されます。これは、当時の宗教的指導者をはじめとするユダヤ人に対…