リジョイス聖書日課 2023年6月

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2023年6月の聖書日課

わたしの街のこの教会 Vol.73 新所沢教会

わたしの街のこの教会 Vol.73 新所沢教会

毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2023年6月は埼玉県所沢市にある「新所沢教会」です。

使徒 6章

そのころ、弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。
使徒言行録 6章1節

分け隔てすることなく恵みを分かち合う

使徒たちに対する迫害の中でも、主イエスに従う弟子たちの数は増えていきました。その一方で、エルサレムの教会の内部で、ギリシア語を話すユダヤ人から、やもめについて苦情が出ました。それは見過ごされていた貧…

使徒 7章

「兄弟であり父である皆さん、…わたしたちの父アブラハムがメソポタミアにいて、まだハランに住んでいなかったとき、栄光の神が現れ、…」
使徒言行録 7章2節

栄光の神天上のイエスを証しする

最高法院に引いて行かれたステファノの姿は、十字架を前にして同じように最高法院で裁判を受けられたとき、ご自身のことを忠実に証しされた主イエスの姿に重なります。 不当な裁判でも、ステファノは相手に敬意を払…

詩編 13編

あなたの慈しみに依り頼みます。
わたしの心は御救いに喜び躍り
主に向かって歌います
「主はわたしに報いてくださった」と。 詩編 13編6節

嘆きは感謝の祈りへ

この詩編の作者ダビデは、長く続く試練の中で、「いつまで」という嘆きの言葉を4回も繰り返しています。 私たちの人生にも、どこまで行ったら抜け出ることができるのか、長いトンネルの中にいるような日々を過ごす…

マタイ 28章16-20節

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。…あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。」 マタイによる福音書 28章19節~20節

「わたしの弟子にしなさい」

主イエスは地上での最後の命令として、弟子たちに「すべての民をわたしの弟子にしなさい」と命じられました。「教えなさい」とも命じられていて、弟子にするとはまず「教える」ことです。 27章まで、教えることは主…

使徒 8章

しかし、信仰深い人々がステファノを葬り、彼のことを思って大変悲しんだ。 使徒言行録 8章2節

苦境の中で主の最善の道を歩む

ステファノが殉教した日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行きました。しかし、「信仰深い人々」は、エルサレムに留まり、ステファノを葬ることを選…

使徒 9章

ところが、サウロが旅をしてダマスコに近づいたとき、突然、天からの光が彼の周りを照らした。 使徒言行録 9章3節

迫害していたイエスからの絶対的な召命

サウロの回心は、聖霊降臨の日におけるエルサレムの人びとや、サマリヤや各地の人びとの回心とそのあり方が随分異なります。それは、栄光の座におられる主イエスご自身からの光に照らされるなかで、直接、その声を…

使徒 10章

その中には、あらゆる獣、地を這うもの、空の鳥が入っていた。そして、「ペトロよ、身を起こし、屠って食べなさい」という声がした。
使徒言行録 10章12節~13節

異邦人とユダヤ人の内に実現する救い

9章の後半から、場面はペトロの行動に変わります。ペトロがリダとヤッファでそれぞれいやしの奇跡を行い、ペトロはヤッファでシモンの家に滞在しました。 このペトロの滞在の間に、コルネリウスのもとに神の使いが…

使徒 11章

バルナバはそこに到着すると、神の恵みが与えられた有様を見て喜び、そして、固い決意をもって主から離れることのないようにと、皆に勧めた。
使徒言行録 11章23節

キリストの恵みを見た教会の誓い

異邦人の救いを見たペトロでしたが、エルサレムの教会では、それを見ていない人たちに、どうして彼が異邦人と律法で禁止されている食事をしたのかを説明しなければなりませんでした。ペトロは、不思議な幻を見たこ…

使徒 12章

するとたちまち、主の天使がヘロデを撃ち倒した。神に栄光を帰さなかったからである。ヘロデは、蛆に食い荒らされて息絶えた。 使徒言行録 12章23節

主の守りと裁きの中で広がる宣教

ヘロデによって、ヨハネの兄弟ヤコブが殺され、更にペトロも投獄されながら、主の天使に助けられて、ペトロは牢から脱出し、主の遣わされる所で福音を伝え続けます。 他方、ヘロデがティルスとシドンの住民に立腹し…

詩編 14編

神を知らぬ者は心に言う
「神などない」と。
人々は腐敗している。
忌むべき行いをする。
善を行う者はいない。 詩編 14編1節

何に依り頼んで生きるのか

言葉では「神などない」と、言わないかもしれません。しかし、どこかで自分の力や持っているもので生きていけると思ってはいませんか。神の言葉よりも、自分の思いや判断を優先することはないでしょうか。 「神を知…

マタイ 9章9-13節

「『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。」 マタイによる福音書 9章13節

罪人を憐れむ主イエス

主イエスは、収税所に座っているマタイを見て、「わたしに従いなさい」とおっしゃって、マタイを弟子にしました。ただちに立ち上がって主に従うマタイの姿が印象的です。 その後、主イエスはマタイの家で食事をされ…

イザヤ 1章

論じ合おうではないか、と主は言われる。
たとえ、お前たちの罪が緋のようでも
雪のように白くなることができる。

主の口がこう宣言される。 イザヤ書 1章18節~20節

反抗する者に呼びかけられる主の赦し

神はイザヤへの幻を通して、ユダの支配者と民を告発されます。これまで愛情をかけて養い育ててきたにもかかわらず、あなたがたは主を軽んじ、平気で悪を重ね、神に背を向けた。それゆえ、自らに破滅を招き、民は傷…

イザヤ 2章

その日には、誇る者は卑しめられ
傲慢な者は低くされ
主はただひとり、高く上げられる。 イザヤ書 2章17節

ただひとり高く上げられる主

イザヤは、終末の出来事の二つの側面について預言します。一つは平和です。「その日」には、世界中の関心がエルサレムに集められ、人々は主の言葉を聴きます。それは、すべての争いは主によって止み、まったくの平…

イザヤ 3章

しかし言え、主に従う人は幸い、と。
彼らは自分の行いの実を食べることができる。 イザヤ書 3章10節

主は裁きに臨まれる

エルサレムとユダに対する厳しい審判が預言されます。「その日」には、エルサレムの人々に必要な食糧も水も、頼りにする指導者や優れた戦士も、そして先をよむ魔術師たちも取り去られ、戦いで多くの者が殺され、街…

イザヤ 4章

その日には、イスラエルの生き残った者にとって主の若枝は麗しさとなり、栄光となる。この地の結んだ実は誇りとなり、輝きとなる。
イザヤ書 4章2節

裁きの先にある神の祝福

この4章で、2章から続いてきた「その日」、つまり神の裁きの日の幻の預言が締めくくられます。ここではこれまでのエルサレムの罪や傲慢に対する激しい神の断罪とはうって変わって、神の裁きの先に「生き残った者」…

イザヤ 5章

主は旗を揚げて、遠くの民に合図し
口笛を吹いて地の果てから彼らを呼ばれる。
見よ、彼らは速やかに、足も軽くやって来る。 イザヤ書 5章26節

裁きの決定と歴史を支配される万軍の主

5章では、イザヤが置かれていた当時のユダの民の現実とそれに対する神の裁きを語ります。 はじめに主は問われます。わたしが愛し、植え付け、守り育ててきたあなたがたに、わたしがしなかったことが「何か」あるの…

詩編 15編

主よ、どのような人が、あなたの幕屋に宿り
聖なる山に住むことができるのでしょうか。 詩編 15編1節

主の幕屋に宿る人

主の幕屋に宿り、聖なる山に住むことができる人とは、「完全な道を歩き、正しいことを行う人…」とあります。そのような人が神の救いにあずかることができると言うのです。救われるためには、それに相応しく節制し、…

マタイ 9章35節-10章25節

「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。」 マタイによる福音書 10章16節

賢く素直に福音を宣べ伝える

主イエスは、町や村を回って神の国の福音を宣べ伝え、病気を癒やされました。また、重要なお働きは、「弟子を召す」ことでした。主イエスはご自身のあとに従って福音を述べ伝える弟子を召され、主の力と権能を授け…

イザヤ 6章

彼はわたしの口に火を触れさせて言った。
「見よ、これがあなたの唇に触れたので
あなたの咎は取り去られ、罪は赦された。」 イザヤ書 6章7節

このようなわたしを召してくださる主

6章では、イザヤの召命の場面が描かれ、あらためてイザヤの預言者としての使命が語られます。 彼は幻の中で主なる神の神殿にいます。そこは主の栄光と威厳が満ち、彼は戸惑って災いだと告げます。彼は自らの罪に汚…

イザヤ 7章

「彼に言いなさい。落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない。」 イザヤ書 7章4節

落ち着いて静かにしていなさい

南王国のアハズ王の時代に、アラムが北王国と共謀して攻めて来るという情報が入りました。そのときに、「王の心も民の心も、森の木々が風に揺れ動くように動揺した」と言われます(2節)。そのとき、神は預言者イザ…

イザヤ 8章

「この民はゆるやかに流れるシロアの水を拒み

それゆえ、見よ、主は大河の激流を
彼らの上に襲いかからせようとしておられる。」 イザヤ書 8章6節~7節

神の恵みはゆるやかな流れ

「シロアの水」とはエルサレムの近くの泉から引いた水道のことで、神がエルサレムに注いでおられる恵みを指し示しています。シロアの水は、たとえゆるやかな流れであっても、エルサレムの住民の命をしっかりと支え…

イザヤ 9章

闇の中を歩む民は、大いなる光を見
死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。 イザヤ書 9章1節

暗闇の中に輝く光キリスト

イザヤの預言どおり、北王国がアッシリアの侵略を受け、ガリラヤ地方は異邦人に支配され、「異邦人のガリラヤ」と呼ばれるようになりました。ところがイザヤは、その地の人々について、「闇の中を歩む民は、大いな…

イザヤ 10章

それゆえ、万軍の主なる神はこう言われる。
「シオンに住むわが民よ、アッシリアを恐れるな。」 イザヤ書 10章24節

神を恐れぬ者を恐れるな

神は、「災いだ、わたしの怒りの鞭となるアッシリアは。…神を無視する国に向かってわたしはそれを遣わ」すと言われます(5、6節)。アッシリアは、その強大な力によって、やりたい放題のことをしていた国であり、イ…

詩編 16編

主に申します。
「あなたはわたしの主。あなたのほかにわたしの幸いはありません。」 詩編 16編2節

神のみもとにある喜び

ダビデは、彼を妬んでさまざまな陰謀を企てて彼を殺そうとするサウル王から逃亡し、ユダの荒野を逃げ回らなければなりませんでした。軍略に長けていたダビデも、希望を奪い絶望させようとする力にいつも翻弄されて…

マタイ 10章26-39節

「だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」 マタイによる福音書 10章31節

恐れるな神の摂理に信頼せよ

「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ」(34節)。 もちろん主イエスは平和をもたらすお方です。神との関係を回復させて平和を実現してく…

イザヤ 11章

水が海を覆っているように
大地は主を知る知識で満たされる。 イザヤ書 11章9節

平和への道は全地が主を知ること

イザヤは、「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育」つと預言しました(1節)。エッサイとはダビデの父のことです。その根からひとつの若枝が育つというのは、ダビデの血筋から救い主…

イザヤ 12章

その日には、あなたたちは言うであろう。
「…
主にほめ歌をうたえ。
主は威厳を示された。
全世界にその御業を示せ。」 イザヤ書 12章4節~5節

全世界にその御業を示せ

11章で預言されたように、ダビデの血筋から出る救い主によって神を知ることが全地に行き渡った時のことです。人びとは言いました。「主よ、わたしはあなたに感謝します。あなたはわたしに向かって怒りを燃やされた…

サムエル下 6章12-15節

主の御前でダビデは力のかぎり踊った。 サムエル記下 6章14節

賛美の喜び -力のかぎり喜び踊る-

この原稿を書いている今もなお、新型コロナウィルス蔓延の勢いは衰えることがありません。あなたがこれを読んでくださっている今、ウィルス蔓延がかなり収まっているといいのですが。 新型コロナウィルスが蔓延し始…

詩編 42編

涸れた谷に鹿が水を求めるように
神よ、わたしの魂はあなたを求める。

わたしは魂を注ぎ出し、思い起こす
喜び歌い感謝をささげる声の中を… 詩編 42編2節~5節

鹿の涸れ谷に喘ぐがごとく

20年近く前、わたくしは、世界の改革派教会が集う協議会にカルヴィン神学校・大学賛美メンバーの一員として参加しました。朝に夕に協議会では礼拝がささげられ、カルヴィン賛美チームが礼拝を導きました。ある礼拝…

サムエル下 30編

ひととき、お怒りになっても
命を得させることを御旨としてくださる。
泣きながら夜を過ごす人にも
喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる。 サムエル記下 30章6節

賛美を共にし御国に送る

パンデミックが始まってもう3年。このパンデミック中、わたくしどもの教会では4名の現住陪餐会員を地上から見送りました。4名とも最後は、ご自宅でご家族に見守られながら地上の生涯を走り切られました。 ある方は…