ルカ 21章25-38節
「しかし、あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。」 ルカによる福音書 21章36節
主イエスをお迎えする備えとして
世の終わりのときに、主イエスは栄光に満ちた審判者として到来されます。その日は、主イエスをお迎えする準備ができていない人にとっては嘆きの日となり、できている人にとっては大いなる喜びの日となります。私た…
エレミヤ 39章
カルデア人は、王宮と民家に火を放って焼き払い、エルサレムの城壁を取り壊した。 エレミヤ書 39章8節
神に滅ぼされたエルサレム
およそ1年半にわたる包囲の後、エルサレムの城壁の一角が破られて、バビロニア軍による都の蹂躙が始まりました。ゼデキヤ王は夜中に従者たちを連れて死海方面のエリコに下って逃れようとしましたが、ついに逮捕され…
エレミヤ 40章
「さあ、今日わたしはあなたの手の鎖を解く。」 エレミヤ書 40章4節
与えられた自由を用いるところ
エレミヤの生涯をつうじて、彼を生かし続けたのは、「わたしがあなたと共にいて、必ず救い出す」(1章8節)という神の言葉でした。彼が神に嘆くときも、捕らわれてバビロンに向かう今も、それは変わりませんでした…
エレミヤ 41章
イシュマエルに捕らえられていた人々は皆、カレアの子ヨハナンと軍の長たちの姿を見て歓喜した。 エレミヤ書 41章13節
悪と解放の狭間で神に祈る
ユダに残された民の総督であったゲダルヤは、アンモンの王が送り込んだイシュマエルによって暗殺されます。それは周辺諸国の避難先からも民がユダに戻り、少しずつ生活が落ち着き始めたときでした。 イシュマエルは…
エレミヤ 42章
「我々の神である主の御声に聞き従うことこそ最善なのですから。」
エレミヤ書 42章6節
主に従う心を祈り願う
私たちは神の御心を求めているようでいて、自らの心を優先することがしばしばあります。とくにそれが余裕のない状況であればこそ、ますますその傾向は強くなります。 きょうのヨハナンをはじめとする軍の長や民は、…
レビ 24章
あなたはイスラエルの人々に告げなさい。
神を冒涜する者はだれでも、その罪を負う。 レビ記 24章15節
尊い存在であるまことの神
あなたにとって神はどのような存在ですか。同じキリスト者でも、その信仰の背景によって、神のイメージには違いがあるでしょう。優しいイメージや厳しいイメージ、あるいは親しい友のようなイメージの場合もあるで…
ナホム 1章
主は熱情の神、報復を行われる方。
主は報復し、激しく怒られる。
主は敵に報復し
仇に向かって怒りを抱かれる。 ナホム書 1章2節
主は熱情の神誠実なお方
ナホム書は、アッシリア帝国の首都ニネベが間もなく滅亡するという預言です。アッシリアの民は野蛮で残虐非道でした。そのため、周辺諸国から非常に恐れられていました。既に北イスラエルもアッシリアによって滅ぼ…
ルカ 3章1-6節
そこで、ヨハネはヨルダン川沿いの地方一帯に行って、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。
ルカによる福音書 3章3節
荒れ野で叫ぶ者の声がする
洗礼者ヨハネには来たるべきメシアのために道を備えるという特別な使命が与えられていました。それは具体的には、メシアが来られる前に整えられた民を用意するということでした。そんなヨハネが、メシアの到来に先…
エレミヤ 43章
「エジプトの太陽の神殿のオベリスクを破壊し、エジプトの神々の神殿を火で焼き払う。」 エレミヤ書 43章13節
高慢さを打ち砕く神の力
確固とした答えがすでに自分の中にある人にとって、外からの言葉は、その答えを固めるだけになります。 エレミヤから、この国にとどまるようにとの神の言葉を受け取ったヨハナンや高慢な人びとは、「偽りだ」と答え…
エレミヤ 44章
「そのときエジプトへ移って寄留したユダの残留者はすべて、わたしの言葉か、彼らの言葉か、どちらが本当であったかを悟るであろう。」 エレミヤ書 44章28節
本当の言葉が残される
エレミヤは、バビロンの報復を恐れてエジプトに逃亡してきた民に神の言葉を伝えます。それは懲りずに偶像礼拝を繰り返す多くの者は滅ぼされ、少数の者しかユダの地に帰れない、という言葉でした。 しかし、その言葉…
エレミヤ 45章
「ただ、あなたの命だけは、どこへ行っても守り、あなたに与える。」 エレミヤ書 45章5節
神の御前にひざまずく命の喜び
エレミヤの言葉が残されるために大きな役割を果たしたのがバルクでした。彼はエレミヤの言葉を書き記します。それはエレミヤと共に神の言葉に生きることでもありました。 バルクの口からは、かつてのエレミヤが嘆い…
エレミヤ 46章
見よ、わたしはお前を遠い地から
お前の子孫を捕囚の地から救い出す。
ヤコブは帰って来て、安らかに住む。 エレミヤ書 46章27節
苦難の中での主の救済の計画
当時の大国であったエジプトへの主の裁きが預言されています。エジプトは、かつてイスラエルが依り頼もうとした国です(2章18節)。しかし、地上の国家は、いかにそれが力ある国家であっても、依り頼む対象ではあり…
レビ 25章
あなたたちがわたしの与える土地に入ったならば、主のための安息をその土地にも与えなさい。 レビ記 25章2節
主のために与えられた安息
25章には、安息の年とヨベルの年について記されています。神から与えられた土地を6年間耕して、7年目は安息を与えること、そして安息の年を7回終えた翌年、つまり50年目はヨベルの年として特別な解放を与えることで…
ナホム 2章
破壊と荒廃と滅亡が臨み
心は挫け、膝は震え
すべての人の腰はわななき
すべての人の顔はおののきを示した。 ナホム書 2章11節
見よわたしは立ち向かう
誇り高い獅子として恐れられていたアッシリアのニネベに、バビロンが襲いかかってきます。アッシリア軍は「砦を守り、道を見張れ。腰の帯を締め、力を尽くせ」と自らを鼓舞しますが(2節)、いくらあがいても無駄に…
ルカ 3章7-18節
「そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」 ルカによる福音書 3章17節
想像を絶する裁き主
民衆は、もしかしたらこの洗礼者ヨハネがメシアではないかと考えましたが、ヨハネははっきりと否定しました。そして「わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない」(16節)ほど、自分よりもはるかに優れた力…
エレミヤ 47章
ペリシテ人をすべて滅ぼす日が来る。
ティルスとシドンは最後の援軍も断たれる。
主がペリシテ人を滅ぼされる
カフトルの島の残りの者まで。 エレミヤ書 47章4節
恐るべき主の裁きの中で
ペリシテ人は、聖書の中でも古くから力を振るった民族ですが、このペリシテ人にも主の裁きが預言されます。彼らは主なる神以外の神々を拝んでいました。しかし、主なる神こそが、この世界で最も力ある方であること…
エレミヤ 48章
我々は、モアブが傲慢に語るのを聞いた。
甚だしく高ぶり、誇り
傲慢に、驕り、慢心していた。 エレミヤ書 48章29節
人間の高ぶりの中で主にへりくだる
モアブは、旧約聖書の中でイスラエルの古くからの隣国であり、同時にイスラエルと争いを繰り返してきた相手です。今日の箇所では、このモアブに対する主の裁きが語られています。主ご自身がモアブを砕くことが明ら…
エレミヤ 49章
しかし、終わりの日に
わたしはエラムの繁栄を回復すると
主は言われる。 エレミヤ書 49章39節
終わりの日の栄光に向けて生きる
きょうの箇所には、アンモン、エドム、ダマスコ、ケダルとハツォル、エラム等、諸国・諸民族への主の裁きが語られています。 その裁きの背後にあるのは、ご自分に背く者に対する主の怒りです(37節)。主の怒りの杯…
エレミヤ 50章
彼らを贖われる方は強い。
その御名は万軍の主。
主は必ず彼らの訴えを取り上げ
バビロンの国を揺り動かし
その住民を乱される。 エレミヤ書 50章34節
人間を贖われる方に力がある
きょうの箇所からは、当時の強大な帝国バビロンへの主の裁きが語られています。バビロンに攻め込まれ捕囚とされたイスラエルにとって、このことはバビロンからの解放となります。 バビロンへの「主の復讐」が繰り返…
レビ 26章
あなたたちは偶像を造ってはならない。…それを拝んではならない。わたしはあなたたちの神、主だからである。
レビ記 26章1節
わたしはあなたの神、主である
26章には、偶像礼拝に対する厳しい戒めと呪いが記されています。たいへん厳しく感じられますが、それほどに偶像礼拝は神が嫌っておられることなのです。 旧約聖書によると、神がイスラエルの民に厳しい裁きを行うと…
ナホム 3章
お前はテーベにまさっているか。
ナイルのほとりに座し、水に囲まれ
海を砦とし、水を城壁としていたあの町に。 ナホム書 3章8節
お前はテーベにまさっているか
1~3節には、アッシリアの首都ニネベが人の血を簡単に流してしまう流血の町であったことが書かれています。アッシリア軍は圧倒的な戦力に物を言わせ、敵を完膚なきまでに滅ぼし、その残忍性は悪魔的でした。4節から…
ルカ 1章39-56節
「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」 ルカによる福音書 1章45節
御言葉の実現を信じる幸い
聖霊に満たされたエリサベトは「あなたは女の中で祝福された方です」とマリアに言いました(42節)。なぜでしょう。それはもちろん救い主の母となる栄誉と関係がありますが、それだけではありません。エリサベトは…
ヨハネ 1章4-5節
言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。 ヨハネによる福音書 1章4節~5節
暗闇の世に降りて来られた光
クリスマスを記念するこの季節は、一年でもっとも日が短くなる季節です。一日、また一日と暗闇の時間が長くなることを感じ、落ち込みや不安を覚えることも少なくありません。歴史の中で、クリスマスは、このような…
ルカ 2章14節
「いと高きところには栄光、神にあれ、
地には平和、御心に適う人にあれ。」 ルカによる福音書 2章14節
闇夜に響く喜びのうたごえ
クリスマスを題材にした曲は数多くありますが、ヘンデルの「メサイア」は、古くから親しまれている宗教曲の一つです。曲の中で、イザヤ書の御言葉を歌詞にしたものがあります。「ひとりのみどりごがわたしたちのた…
ヨハネ 3章16節
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」 ヨハネによる福音書 3章16節
暗闇を歩む人々を招く神の愛
教会において、「クリスマスおめでとうございます」という特別な挨拶が、クリスマスの朝に交わされます。 聖書に記された、生まれたメシアの姿を目にした人びとは、それぞれに暗闇の中を歩んでいました。メシア誕生…
マタイ 2章1-23節
預言者たちを通して言われていたことが実現するためであった。 マタイによる福音書 2章23節
瓦礫の中におられるキリスト
主イエス・キリストの降誕。それはすべての人びとにとっての、喜びの知らせです。その降誕は暗闇の中でひっそりと実現しました。主イエスの生涯の始まりは暗闇と、その中にある罪の悲惨に囲まれていました。 占星術…
レビ 27章
もし、主への献げ物として家畜を携える場合、主にささげるものはすべて、聖なるものとなる。 レビ記 27章9節
心からの献身のしるしとして
2024年もあと4日となりました。1年間の神の恵みを覚え、その恵みに対する自分の献身のしるしについて考えたいと思います。 レビ記27章は、主への献げ物について教えています。年齢に応じて、男子の場合、女子の場合…
詩編 66編
神を畏れる人は皆、聞くがよい
わたしに成し遂げてくださったことを物語ろう。 詩編 66編16節
神のしてくださったことを物語ろう
この詩編は礼拝を開始するときの、神からの招きの言葉として用いられて来ました。また、堂々とした詩編歌のメロディーで親しまれています。しかし、きょうは違った視点から理解してみたいのです。 この詩編は、冒頭…
ルカ 2章41-52節
それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親に仕えてお暮らしになった。母はこれらのことをすべて心に納めていた。 ルカによる福音書 2章51節
神と人に仕え従順を学ぶ
過越祭の帰り道で、12歳の少年イエスがいないことに気づいたマリアとヨセフは、彼を探しながらエルサレムに引き返し、3日後に神殿の境内で学者たちの真ん中に座って学んでおられる彼の姿を見つけて驚きました。そし…
エレミヤ 51章
剣を逃れた者らよ。
行け、立ち止まるな。
遠くから主を思い起こし
エルサレムを心に留めよ。 エレミヤ書 51章50節
心から立ち帰り主を求める
旧約聖書の時代に力を振るったバビロン帝国への主の裁きが、預言者エレミヤによって語られています。 そのために主はバビロンに対して諸王国を集め、それらを前にバビロンの勇士たちはもはや戦う力を失います(30節…
エレミヤ 52章
エルサレムとユダは主の怒りによってこのような事態になり、ついにその御前から投げ捨てられることになった。 エレミヤ書 52章3節
主の怒りの中で立ち帰る
エレミヤ書の最後に記されるのは、ユダ王国がその罪のゆえに、主の怒りを受けて御前から投げ出されたという悲惨です。 ユダはバビロンに包囲され、食糧難で食べ物が不足し、とうとう都の一角が破られてしまいます。…
毎月、改革派教会を動画で紹介する企画「わたしの街のこの教会」。2024年12月は愛媛県新居浜にある「新居浜教会」です。