主が招き入れたのは | 申命記 29章

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申命記 29章

今日、あなたたちは、全員あなたたちの神、主の御前に立っている。部族の長、長老、役人、イスラエルのすべての男子、その妻子、宿営内の寄留者、薪を集める者から水をくむ者に至るまでいる。それは、…今日、主があなたを立てて御自分の民とし、自らあなたの神となられるためである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記 29章9節~12節

主が招き入れたのは

イスラエルが約束の地カナンに近づくと、主は今一度人々を集め契約を結ばれました。主が契約相手となさったのは、驚くほど広範囲の人々でした。特に「妻子、宿営内の寄留者、薪を集める者から水をくむ者」は、当時の社会では一人前扱いされていない人たちでした。女性や子どもは成人男性に劣るとされ、寄留者はイスラエル民族と血統的に異なる外国人、薪集めや水くみをするのは奴隷ということで(ヨシュ9章参照)、低く扱われがちでした。しかし、主はそうした人々をも分け隔てせず神の民とし、愛の御手を差し伸べると宣言されました。

この主なる神の独り子キリストも、社会的に冷たく扱われていた人々のところに足を運び、御自身から進んで愛の御手を伸ばし、人々の友となられました。旅で泥まみれになった足を洗うという、当時奴隷の仕事とされたことをも進んで引き受けられました(ヨハ13章)。

そして自ら、十字架で罪の贖いとなられることで、私たちを罪から救い神の民としてくださったのです。この分け隔てない神の愛にこそ、私たちの慰め、希望があります。

吉田 崇