力となってくださる主 | テモテへの手紙二 4章

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テモテへの手紙二 4章

わたしの最初の弁明のときには、だれも助けてくれず、皆わたしを見捨てました。彼らにその責めが負わされませんように。しかし、わたしを通して福音があまねく宣べ伝えられ、すべての民族がそれを聞くようになるために、主はわたしのそばにいて、力づけてくださいました。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙二 4章16節~17節

力となってくださる主

「テモテへの手紙2」は、苦難の中で殉教の死を迎えようとしているパウロが、愛弟子テモテに書き送ったものです。

パウロは福音宣教のために多くの苦しみを忍び、戦わなければなりませんでした。最初に裁判にかけられたときには、誰も助けてくれず、弁明してくれる人もいませんでした。どんなに孤独であったことでしょう。

しかし、主だけはいつもパウロを離れず、そばにいて力づけてくださいました。「福音があまねく宣べ伝えられ、すべての民族がそれを聞くようになるために」宣教の業を導き続けたのは主でした。彼が戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走り通し、信仰を守り抜くことができたのも、主が守り支えてくださったからです。パウロがテモテに知ってほしいのは、この主の確かな守りと恵みの豊かさなのです。

私たちもまた、どのような状況の中に置かれようとも、たとえ死の時にも、主がそばにいて、力づけてくださることを確信したいのです。そして、その確信をも主が与えてくださることを共に祈り求めて参りましょう。

坂本 紀夫